平成29年 診療報告
木曜日, 1 月 4th, 2018平成29年も多くの方に当クリニックを受診して頂きました。
本当にありがとうございました。
皆様に当院をより深く知って頂くために、昨年1年間の診療内容をご報告いたします。
1)内視鏡検査を受けた方が、2,312名います。
胃カメラを受けた方 1,270名
大腸カメラを受けた方 1,042名
『胃腸ドック』を受けた方 1名
食道がんが見つかった方が 2名 います。
北九州市の胃がん検診を受けた方が50名います。 胃がんが見つかった方が6名います。 (最年少は28才の方でした。)
(最初の生検はGroup2だったのに、再検査でGroup5(がん)にかわった人が1名います。) (微小胃がんの方が1名います。) 胃マルトリンパ腫の方が1名します。 胃拡張の方が2名います。
PTP包装シートの誤飲の方が1名います。
大腸がんが見つかった方が18名います。
(最年少は33才の方です。) (6名の方は粘膜内がんであったため、内視鏡治療で完治しています。) (2名の方はわずかな粘膜下層までの浸潤であったため、内視鏡治療で完治しています。) 大腸ポリープ切除術を受けた方が186名います。
2)ヘリコバクターピロリ感染症 除菌に成功した方が146名います。
ヘリコバクターピロリ菌に感染している場合、まず1次除菌をおこないます。1次除菌で菌が消えなかった場合は2次除菌をおこないます。2次除菌でも消えなかった場合、3次除菌を勧めています。 1次除菌で菌が消えた方が118名います。
2次除菌で菌が消えた方が27名います。
3次除菌で菌が消えた方が1名います。
3)炎症性腸疾患
潰瘍性大腸炎の方が65名います。 (1名の方は生物学的製剤(ヒュミラ)の投与を受けています。) クローン病の方が8名います。
(6名の方は生物学的製剤(レミケード)の投与を受けています。)
4)細菌性腸炎
便の培養検査で細菌が検出された方が16名います。
一番多かったのは病原性大腸菌(15名)で、次に多かったのが黄色ブドウ球菌(4名)、サルモネラ菌(1名)でした。 病原性大腸菌のうち1名はベロ毒素を産生する腸管出血性大腸菌でした。
5)急性虫垂炎に方が6名います。
4名は手術になりました。
6)ジスト(GIST:消化管間質腫瘍)の方が2名います。
胃GISTの方が1名います。
小腸GISTの方が2名います。
(内服治療(グリベック)を受けた方が1名います。)
7)肝臓の病気
急性肝炎(原因不明)で肝移植術を受けた方が1名います。 B型肝炎に対する抗ウイルス剤(エンテカビル)の投与を受けた方が5名います。
原発性胆汁性肝硬変症の方が12名います。
自己免疫性肝炎の方が2名います。
8)胆道疾患
胆石が見つかった方が34名います。
(9名が手術を受けられました。)
総胆管結石の方が4名います。
胆道ジスキネジアの方が1名います。
9)すい臓の病気
急性すい炎の方が1名います。 慢性すい炎の方が7名います。
すい臓がんの方が3名います。 すい石の内視鏡的摘出術を受けた方が1名います。 すいのう胞の方が1名います。 輪状すいの方が1名います。
10)糖尿病
インスリン注射を受けた方が3名います。
インクレチン関連薬(DPP-4阻害薬)の治療を受けた方が61名います。
11)甲状腺の病気の方が12名います。
甲状腺機能亢進症(バセドウ氏病) 1名
甲状腺機能低下症(橋本病) 11名
12)禁煙外来を受けた方が31名います。
13)インフルエンザにかかった方が40名います。
14)24時間心電図を受けた方が7名います。
1名はペースメーカー植え込み術を受けられました。
15)睡眠時無呼吸症候群の検査を受けた方が4名います。
持続陽圧呼吸療法を受けた方が5名います。
16)スパイログフィー検査(肺気量分画測定)を受けた方が5名います。
17)その他の疾患
腎臓がん 原発性アルドステロン症
ランタン沈着症 フィッツフューカーティス症候群 腹部大動脈瘤