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中野胃腸クリニックBLOG » ブログで診察

Archive for the ‘ブログで診察’ Category

ブログで診察(10)  非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:ナッシュ)

木曜日, 3 月 21st, 2013

体のチョッとした不調や気になる症状、医師に一度聞いてみたかったと言われたことなどを日々の診療からピックアップしてブログで紹介しています。

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【質問】 お酒を飲まないのに、エコー検査で脂肪肝と診断されました。特別な治療法は無いそうです。心配ないでしょうか?(45才女性)。

【答】 非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)を甘く見てはいけません。

以前は、栄養過多による脂肪肝は病気としては問題にされませんでした。しかし、最近は非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の概念と共に肝硬変や肝臓がんに進展する場合もあることが分ってきました。

現在、日本にはNASHの方が100万人いて、そのうち、1~2割の方が肝硬変になっていると考えられています。特に、糖尿病や高血圧を持っている60歳以上の女性は肝硬変や肝臓がんへ進行していくリスクが高いことが指摘されています。

NASHを克服するためには、少なくとも10%の減量が必要です(大変ですネ!)。また、NASHにはIPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が有効です。これらはマグロ、ブリ、サバ、ウナギ、サンマなどに多く含まれています。

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ブログで診察(9)  ピロリ除菌による胃がん予防

金曜日, 1 月 25th, 2013

体のチョッとした不調や気になる症状、医師に一度聞いてみたかったと言われたことなどを日々の診療からピックアップしてブログで紹介しています。

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【質問】 人間ドックでピロリ菌感染を指摘されました。何歳までに除菌すれば良いですか?(30歳男性)

【答】早ければ早いほど良いです。

ピロリ菌に感染していると胃がんになり易いことは明白です。除菌することで胃がんのリスクが下がることも分っています。『何歳までに除菌すれば、胃がんが予防できるか?』それは、偉い先生方が臨床研究中です。結果が出るまでには20年、30年かかるかもしれません。そんな結果を待つよりも、さっさと除菌する方が賢明です。

1つの胃がん細胞が発生して胃がんが形成されるのに4~20年かかります。胃がんは50歳代から急に多くなります。逆算すると、30歳までに除菌しておくと、かなり安心でしょう。
一方、高齢の方でも、除菌することで胃がんの発生が減ることが証明されていますので、除菌に年齢制限はありません。

お子さんの進学、就職を機にピロリ菌感染の有無を調べてあげるのも親の愛情表現のひとつと思います。

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ブログで診察(8) ヘリコバクターピロリ菌の感染ルート

水曜日, 10 月 24th, 2012

体のチョッとした不調や気になる症状、医師に一度聞いてみたかったと言われたことなどを日々の診療からピックアップしてブログで紹介しています。

illust39941【質問】ヘリコバクターピロリ菌はどうやってうつるのですか?

【答】親から子供、ペットから子供などが考えられています。

胃潰瘍や胃がんの原因であるヘリコバクターピロリ感染は幼少期に母親あるいは父親からの経口感染が主な感染ルートといわれています。

5~8歳頃までは胃酸が十分出ていないため、その時期にピロリ菌を飲み込むと、そのまま胃に定着すると考えられています。「離乳食を親が噛んで与える」ことがピロリ菌感染の一因と考えられています。

しかし、両親にピロリ菌感染がないお子さんにピロリ菌の感染が認められることもありますので、親から子供以外の感染ルートもありそうです。最近はペットも感染の一因になっていると言われています。動物から人、あるいは人から動物にピロリ菌が感染することが指摘されています。小さなお子さんが、犬に顔をペロペロ舐めてもらうのは微笑ましいですが、危険性も持っているようです。

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ブログで診察(7) 大腸カメラを受ける間隔について

月曜日, 10 月 1st, 2012

illust39941【質問】去年大腸ポリープを切除してもらいました。これからは何年毎に大腸カメラを受けておけば良いですか?

【答】危険因子によって多少違います。

まず、最初の切除から1年後に再検査をします。これは、「最初の検査で見落しがなかったか」を確認するのが主な目的です。再検査でポリープがなければ、「クリーンコロン」と認定されます。クリーンコロンとは腸が完全に正常になったという意味です。

クリーンコロンになったら・・・
① 大腸がんの危険因子のある場合(ポリープが大きかった、がん化していた、多発していた、大腸がんの家系である、等)は、1~2年毎の検査が必要です。
② 大腸がんの危険因子のない場合は3年毎の検査で良いでしょう。なお、3年後の検査が心配であれば早めに検査を受けても一向に構いません。

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ブログで診察(6) 帯状疱疹後の痛み

火曜日, 9 月 11th, 2012

illust39941【質問】帯状疱疹が直っても痛みが消えません。がまんするしかないのでしょうか?

【答え】

帯状疱疹が治っても、痛みだけが長引くことが時々あります。特に、糖尿病のある方は痛みが残りやすい傾向にあります。これまでは、良い薬が無かったのですが、今は、「リリカ」という抗けいれん薬があります。添付文書には「1回75mg、1日2回内服より始める」と書いてありますが、ご高齢の方ですと、1回75mgは少し量が多いようで、フラツキやめまいの副作用が出てしまいます。まずは、1回25mg、1日2回から始めると良いと思います。

 

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ブログで診察(5) 大腸がん検診は何歳で始める?

土曜日, 8 月 25th, 2012

【質問】大腸がん検診の「便潜血検査」や「大腸内視鏡検査」は何歳から始めればよいのでしょうか?

【答】家族歴のある方とない方で多少異なります。

家族(親、兄弟、子供)に大腸がんの家族歴がある場合は、その方ががんになった年齢よりも10歳若い段階で検診を始めることをお勧めします。一般的には40歳から検診を始めた方が良いと思います。
家族歴のない方は50歳から検診を始めるのが妥当でしょう。
勤めている方は職場での検診がありますので、否応なしに便潜血などの検診を受けておられると思いますが、ここで問題なのが、定年後、ピタリと検診を受けなくなってしまう方が多いことです。
じつは、大腸がんのピークは65歳前後なのです。
年金支給開始時期がどんどん高齢化していく中、60歳代の健康管理は大きな問題ですね。
なお、アメリカの大腸がん検診ガイドラインでは、75歳以上または余命が10年見込めない方は検診を受けないことを勧めています。合理的といいますか、ドライといいますか、限られた予算内で有効に医療費を使うためにはやむを得ないのでしょうね。

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ブログで診察(4) 前立腺特異抗原PSAが正常範囲なら大丈夫?

火曜日, 8 月 7th, 2012

illust39941体のチョッとした不調や気になる症状、医師に一度聞いてみたかったことなどを日々の診療からピックアップしてブログで紹介していこうと思います。

【質問】 検診で前立腺癌のマーカーPSAを調べたら、3.4 ng/ml(正常値:4以下)でした。
心配ないでしょうか?

【答】 注意が必要です。

前立腺特異抗原(PSA)は前立腺癌のマーカーとして有名です。北九州市では50歳以上の市民に対して1,000円で測定出来るサービスを提供しています(1回/年)。

PSA値は4.0以下を正常としていますが、実は、4.0以下でも10%程度の方に前立腺癌が存在することが分っています。特に、2.5以上であれば、一度は専門医(泌尿器科)の診察を受けるか、定期的にPSAを調べることをお勧めします。

「正常値」=「健康」と思いがちですが、必ずしもそうではないこともあります。ご注意下さい。

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ブログで診察(3) むくみ

金曜日, 8 月 3rd, 2012

illust39942体のチョッとした不調や気になる症状、医師に一度聞いてみたかったことなどを日々の診療からピックアップしてブログで紹介していこうと思います。

第3回目は「むくみ」です。

【質問】「最近、夕方になると足の甲がむくむのですが、大丈夫ですか?(75歳女性)」

【答】心配ありません。

顔(まぶた)や手足がむくむ病気には、腎臓病、肝臓病、心臓病(心不全)などの重大な病気があります。また、甲状腺の病気や脚気、下肢静脈瘤などもむくむ原因となります。
しかし、この方の場合、次の2点で心配ないと判断します。

① 夕方になるとむくむということは、裏返せば、午前中はむくんでいないということです。内臓の病気によるむくみには、日内変動はありません。健康な方でも一日中立ち仕事をしていれば、夕方には多少むくんでくることは皆さんご経験があると思います。
② 高齢になると細胞と細胞の間の細胞間液が溜まりやすくなります。しかも、足の甲はむくみ易い所です。ただし、“向こうずね”もむくんでいる場合は、内科的疾患の精査が必要な場合があります。

足を挙げて寝てみたり、体の中心に向かってマッサージをすることによって、むくみが軽減しないか試してみることをお勧めします。

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ブログで診察(2) 体重減少

土曜日, 7 月 28th, 2012

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第2回目は「体重減少」です。

【質問】 「最近、特にダイエットを意識していないのに5㎏程やせたのですが、大丈夫でしょうか?」

【答】

5kgぐらいやせると、まず頭をよぎることは「がんかも知れない。」ということではないでしょうか。
もし、あなたが、60歳以上で、わずか数か月で5kg以上やせたのであれば、がんを疑って検査を進めた方が良いかもしれません。すべてのがんが痩せますが、特にすい臓がんは痩せ方が激しいのが特徴です。
1年以上かけて、ゆっくり痩せて来たのであれば、がんの心配はいらないでしょう。

食欲旺盛なのにやせた場合は甲状腺機能亢進症(バセドウ氏病)を疑います。汗っかき、動悸、イライラなどの症状はないですか?
同じく食欲旺盛でやせていく場合に、糖尿病があります。尿からブドウ糖がどんどん失われていくのでやせていくわけです。「異常にのどが渇く」「尿の量や回数が増えた」などの症状はないですか?

疲れやすくて、微熱も出て、食欲もない場合は感染症や膠原病を疑います。日本は先進国の中では結構「結核」の多い国です。結核の初期は咳や痰がないので見落とされがちです。
「結節性動脈周囲炎」という膠原病も関節や皮膚症状に乏しく、体重減少だけの場合があります。これらの診断には血液検査やレントゲン検査が必要です。

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ブログで診察(1) 採血

月曜日, 7 月 9th, 2012

体のチョッとした不調や気になる症状、医師に一度聞いてみたかったことなどを日々の診療からピックアップしてブログで紹介していこうと思います。

第1回目は「採血」です。

【質問】 「この前、会社の健診で採血したばかりなのですが、今日また採血しても貧血になりませんか?」

【答】 採血しても大丈夫です。

赤血球の寿命はだいたい100日です。ということは、毎日1/100(=1%)の血液が入れ替わっているわけです。人間の血液は約5Lですから、その1%というと50mlの血液が毎日新しく造られ、それと同じ量の血液が破壊されていることになります。
血液検査で採取する血液の量はせいぜい10ml程度ですので、まったく問題ありません。

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