Archive for 9 月, 2010

糖尿病 シリーズ(8)

木曜日, 9 月 30th, 2010

【問題】
次の3つの食事療法で、最もダイエット効果があったものはどれですか?
① 低脂肪食のカロリー制限食
② カロリー制限した地中海食
③ 低炭水化物でカロリー制限なし
#地中海食とは長寿である地中海地方の食事。オリーブオイルをふんだんに使用している。

【正解】 ③
これは有名な医学雑誌(The New England Journal of Medicine)に報告された研究結果です。「カロリー制限」よりも「低炭水化物」の方が重要なのですね。「低炭水化物」に「高脂肪・高蛋白食」を組み合わせてもダイエット効果は大きいとのことです。

 どうですか?カロリー計算に縛られず、ひもじい思いをすることなくダイエットするならば、「低炭水化物」ですね。

 

 

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糖尿病 シリーズ(7) インスリン注射と視覚障がい者

水曜日, 9 月 29th, 2010

視覚障がい者だけれど、インスリン注射を打たなければ血糖がコントロール出来ない方がいらっしゃいました。やむを得ず、奥様に毎晩1日1回だけインスリン注射を打ってもらうようにお願いしました。幸い、奥様が上手に打ってくださるので大助かりです。血糖コントロールもどんどんよくなりました。
 糖尿病が悪化して失明する方が年間4,000人いるといわれています。この方々のインスリン注射はどうしているのでしょう?やはり、家族がサポートするのがベストですが、1人暮らしの方はどうするのでしょうか?生まれつきの視覚障がい者ではないので、点字を読むのも大変な事でしょう。困った問題です。いいアイデアが思い浮かびません。

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医療に関する話 「不明熱」

火曜日, 9 月 28th, 2010

原因が分からない38度以上の発熱が2,3週間続く場合を「不明熱」といいます。
不明熱はほとんどが感染症ですが、まれに膠原病やがんが原因のこともあります。不明熱は診断が難しく、内科医にとっては悩ましい病気です。

 ① 60歳代、男性。
発熱と体重減少が主な症状でした。肺、腎臓、胆のうなどに細菌感染が無いか調べましたが異常ありません。膠原病を疑うにしても皮膚や関節に何も異常がないのです。ほとほと困り果ててしまいました。当時の内科部長先生から「血管造影をやってみたら」とアドバイスされました。血管造影では、腎臓に小さな動脈のこぶが沢山認められました。「結節性多発動脈周囲炎」という難病でした。小さな血管が勝手に炎症を起こすことによって高熱が出ていたわけです。以降24年間、一度もこの病気に遭遇したことがありません。

illust3508thumb② 20歳代、女性。
40度近い高熱がビュンビュン出る発熱が続いていました。この方は咳が出ていたので胸のCT検査をしました。胸にはドーナッツ状の影がいくつかありました。これはどこか別なところに細菌感染の巣があって、肺に飛んできた時に出来る影です。最初に「細菌性心内膜炎」という細菌の巣が心臓に出来る病気を疑いました。しかし、心臓エコーは異常ありませんでした。ここからが大変です。考えられるほとんどの検査をおこないましたが、異常が見つかりません。いよいよ行き詰まってきた時に、「経食道的心臓エコー検査」を思いつきました。体の表面からのエコーで見るのではなく、胃カメラの先にエコーが付いた器械を使って食道の中から心臓を見るわけです。より近いところから心臓の観察が出来ます。ようやく、探していた「細菌の巣」が見つかりました。

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糖尿病 シリーズ(6) インスリンは希少なホルモン

日曜日, 9 月 26th, 2010

すい臓は胃の背中側に位置するわずか120gの小さな内臓です。すい臓のわずか1%(1.2g)がランゲルハンス島です。この細胞からインスリンが分泌されます。ランゲルハンス島には、インスリン以外にもグルカゴン(血糖を上げるホルモン)などいろいろなホルモンが出ます。ですから、インスリンは本当にわずかしか存在しません。
 血糖を上げるホルモンは何種類もありますが、血糖を下げるホルモンは唯一インスリンだけです。どうして、人間の体はこうも血糖を下げることに関して脆弱なのでしょうか。例えば、ブドウ糖をグリコーゲンとして貯蔵する肝臓は1,300gもあります。すい臓の10倍です。
 以上のことから想像するに、人間はいつの時代もお腹を空かせて“ひもじい”思いをしていたのでしょうね。だから、食料にありつけた時は、出来るだけ体に蓄えておける様に出来ているのでしょう。血糖を下げる必要なんてなかったわけです。
 ところが、近代社会になり、食料が豊富になり、交通機関が発達し自分で歩くことが減り、第一次産業で働くことがなくなると、糖尿病という近代病が社会問題になってきたのです。

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ブログでダイエット!(4) 悩ましい果物

土曜日, 9 月 25th, 2010

千疋屋HPより 美味しそ~!「フルーツの秋」となりました。スーパーに行くと、夏の終わりのスイカがまだ出回っているのに、ブドウに桃、梨にりんご、などなど美味しい果物がところせましと並べてあります。
 ビタミンCが豊富な果物も果糖が入っています。果糖も結局はブドウ糖です。果物の食べ過ぎは高血糖を来しますので、肥満の原因になります。
 低炭水化物ダイエットを始めると、本当に食べられる物が限られます。そこで、自分勝手にルールを決めました。「果物は例外」と。何か美味しい物が食べられなければ、毎日が味気ないものになってしまいますから。
 毎朝、何種類かの果物にヨーグルトをたっぷりかけて朝食にしています。はちみつはかけないように注意しています。

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ブログでダイエット!(3) 焼肉

金曜日, 9 月 24th, 2010

昨日の夕食は焼肉でした。ただし、ご飯は抜きです。そうすると、間が持たないので、「焼き係」をかってでました。家族の分を焼いていると、自分の食べるペースが遅くなり、普段から早食いの私にとっては「ひょうたんからこま」的な良い結果を生みました。ビール(350ml、150カロリー)も飲みました。

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医療に関する話 「肥満と逆流性食道炎」

金曜日, 9 月 24th, 2010

アトムのコマーシャル ここをクリックするとエーザイさんのHPに飛びます。

最近、テレビのCMなどでもたびたび耳にする「逆流性食道炎」という病気、皆さんもご存知だと思います。胃の内容物が食道に逆流することで胸やけなどの症状を起こす病気です。この病気が増えている背景には2つの要因があるようです。

まず、1つ目は肥満です。肥満によって内臓の脂肪が増えて、胃を圧迫するために、胃の内容物が食道に逆流し易くなるわけです。BMIが30以上の方は要注意です。(BMI 30とは、例えば身長170cm体重87kg、身長150cm体重68kgの人です。)今は、良い薬がありますので心配ありませんが、注意しなければいけないのは、治療により胸やけなどの症状が消えるとまた食べられるようになるため、更に体重が増えることがあります。「逆流性食道炎」の一番の治療は痩せることかも知れません。
2つ目の要因としては、若い世代ではヘリコバクターピロリ感染が少ないことです。ピロリ菌に感染していないことは良いことなのですが、その分、しっかり胃酸も分泌されますので、食道に逆流した時の刺激が強いわけです。

逆流性食道炎の治療には、寝る前3時間は食べない食事してすぐ横にならない、等の食生活の見直しも必要です。

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糖尿病 シリーズ(5) 糖尿病とがん

火曜日, 9 月 21st, 2010

近い将来、成人日本人の3人に1人は糖尿病になるといわれています。進行すれば、失明や人工透析などの合併症を引き起こす厄介な病気です。
糖尿病の治療は血糖コントロールと合併症の早期発見が主体となります。当院では合併症の出現を未然に防ぐべく治療に取り組んでいます。

 糖尿病患者さんの死亡原因の第1位はがんです。糖尿病は血管がボロボロになる病気ですので、何となくイメージとしては脳卒中がいちばん多いような気がしていましたが意外ですね。なかでも、子宮内膜がん(2.1倍)、すい臓がん(1.8倍)、大腸がん(1.3倍)、乳がん(1.2倍)などの発症率が高くなっています。胃がんは3倍近い発症率であるという報告もあります。血糖値が高いと免疫力が低下するため、がんにかかりやすくなるわけです。

 糖尿病の方は、毎年1回は、がん検診を受けることが大切でしょう。胃がんと大腸がんの検診は胃カメラ・大腸カメラが良いと思います。すい臓がんはCT検査が必要です。その際、造影剤を点滴しなければ早期のすい臓がんは見つかりませんのでお気を付け下さい。なお、特に不摂生もしていないのに、急に血糖コントロールが悪化したした場合もすい臓がんを疑うべきです。

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ブログでダイエット!(2)

月曜日, 9 月 20th, 2010

低炭水化物ダイエットを始めて3日目です。
体重が2kg減っていました!(ヤッター!)

昨日は居酒屋に飲みに行ったので、結構食べたのですが、体重は増えませんでした。良かった! 勿論、炭水化物的なメニューは一切注文しませんでした。締めのご飯モノとかも我慢しました。肉や魚、野菜料理の豊富な居酒屋は「低炭水化物ダイエット」に向いているかも知れません。

そういえば、昨日は、スタッフが由布院のお土産にと「ロールケーキ」を2本も持って来てくれました。メッチャ美味しそうでしたが、見ないようにしました。クリニックの休憩室に人数分に切り分けて置いてあったのですが、1皿だけ(私の分)が最後まで残っていました。

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医療に関する話 「誤嚥(ごえん)と腹筋」

土曜日, 9 月 18th, 2010

私が救急病院で働いていた時、救急車で運ばれてくる一番多い病気は「誤嚥性肺炎」だったような気がします。寝たきりのご高齢の方が圧倒的に多かったです。体力のない高齢者の肺炎はなかなか治りません。誤嚥性肺炎は食事中に誤嚥しして起こるだけではなく、寝ている間に唾液を誤嚥しても起こります。自分には関係ないと思っているかも知れませんが、歳をとるとわかりませんよ。ご家族にその危険性のある方はさっそく予防の仕方を教えてあげて下さい。

① 嚥下機能を調べる。
薬を水で飲む際にむせずに飲めるかチェックしてみて下さい。あごを上げて水と薬を飲むのは結構難しい作業なのです。
② 予防
【1】歯を磨いて、入れ歯にならにようにしましょう。入れ歯ではしっかり噛めません。
【2】おしゃべりや歌を歌うこと。寝る時に枕から少し頭をもちあげる。これらはいずれも腹筋の運動になります。むせると咳き込むわけですが、咳をするには腹筋が必要です。腹筋を鍛えておきましょう。

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