2021年を振り返って⑤(腹痛編)

昨年も大勢の方に当院をご利用頂き有難うございました。2021年を自分なりに振り返ってみようと思います。

腹痛の診断は難しいです。腸重積
腹痛、嘔気、嘔吐で来院されました。エコー検査で通常はガスで見えない小腸がケルクリング襞も含めてしっかり観察できました。「見えないものが見える」ことも異常です。腸閉塞と診断し、大学病院に紹介しました。CT検査で腸閉塞の原因は、腸重積と診断がつきました。緊急手術がおこなわれています。

虫垂炎
① 症状が嘔気・嘔吐のみの方がいらっしゃいました。右下腹部(マックバーニー圧痛点)を押さえると痛みがあることから診断がつきました。
② 発熱を認めたため、車の中での診察となっています。ドア越しに右下腹部(マックバーニー圧痛点)を押さえると痛みがあることから診断がつきました。新型コロナウイルス感染症が終息し、通常の診療が出来る世の中に早くなって欲しいものです。

上行結腸癌
主訴は心窩部痛と腹満感です。しかし、症状が出たり消えたりしたため、初診から5か月後と7か月後に来院され、初診から診断までに7か月かかりました。初回受診時に上部内視鏡検査で胃に異常が無いことを確認しました。しかし、便秘、下痢、下血、等の下部消化管の症状が無かったことと、同時期にたまたま受けた大腸がん検診(便潜血検査2回)で異常を指摘されなかったことで大腸の病気をイメージすることが出来ませんでした。小球性の貧血があることとCRPが陽性であったことからCT検査を受け、上行結腸に腫瘤があることが判明しました。大学病院で上行結腸癌と診断が付きましたが、すぐに手術できる状況ではなかったため、抗がん剤の投与を受けておられます。

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