乳糖不耐症

こんな風に牛乳が飲める人がうらやましいです。私は牛乳を飲むと必ず下痢します。乳糖不耐症か牛乳アレルギーだと思います。

乳糖(ラクトース)はガラクトースとグルコースからなる二糖類です。乳糖は小腸においてラクターゼによって、ガラクトースとグルコースに分解され、体内に吸収されます。乳糖不耐症の場合は、ラクターゼが欠損しているか活性が低下しているため、乳糖が分解されず、大腸まで到達してしまいます。その結果、大腸内での浸透圧がたかまります。同時に大腸に到達した乳糖は腸内細菌により発酵し、有機酸や二酸化炭素に変化します。これらの結果、下痢がおこるわけです。

乳糖不耐症は白人には少なく、黒人や黄色人種に多い傾向にあります。これは、黒人や黄色人種が乳製品に接する機会が少なかったためと考えらています。日本人の乳糖不耐症は平均的な飲入量であれば、20%程度と予想されます。

乳糖不耐症の人は、牛乳を飲むことを止めれば問題は解決します。ヨーグルトは、乳酸菌の働きで乳糖の量が減少していますので、乳糖不耐症でも食べられる人が多いです。チーズには乳糖がほとんど含まれていませんので、全く心配ないです。乳糖不耐症は大人になってから顕著になる場合もあります。年齢とともにラクターゼの産生が低下することがあるためです。

当院では、慢性的な腹痛や下痢で来院された場合、意外に乳糖不耐症が多いことを説明し、しばらくの間牛乳を控えてみることを提案しています。

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