糖尿病 シリーズ(4) 糖尿病専門医の言うことはいつも正しいの?

近い将来、成人日本人の3人に1人は糖尿病になるといわれています。進行すれば、失明や人工透析などの合併症を引き起こす厄介な病気です。
糖尿病の治療は血糖コントロールと合併症の早期発見が主体となります。当院では合併症の出現を未然に防ぐべく治療に取り組んでいます。

 
 平成22年7月から糖尿病の診断基準が一部改訂されました。私が医師になって2度目の変更です。診断基準が変われば、糖尿病と言われていた人が糖尿病でなくなったりする可能性だってあります。今回は、2,3「グチ」を言わせて頂きます。よかったらお付き合いください。

 ここ数年の流行り(最新の治療とも言いますが)として、血糖を下げる薬(血糖降下剤)を飲んでいるけれど、十分なコントロール出来ていない人に、薬はそのままで、さらに、1日1回だけ持続型のインスリンを打つという方法が脚光を浴びています。24時間同じ効果が保てるインスリンで、「基礎分泌」に相当するところを補ってくれるわけです。とても理にかなっていると思います。しかし、この20年間以上、血糖降下剤とインスリンの注射を組み合わせるということは最も愚かな治療法とされてきました。他の誰でもない「糖尿病専門医」の教えです。

 ビグアナイド(商品名:メルビン)という薬は、今でこそ、肥満のある糖尿病に最も有効な薬のひとつに挙げられています。実際、非常に良く効きます。ところが、この薬、日本では発売から40年間、重篤な副作用があるといわれ、誰からも見向きもされませんでした。「糖尿病専門医」も使用することを禁じていました。10年ほど前からその有効性が見直された『古くて新しい薬』です。

 「正義も時代と共に変わる」と言えばそれまでですが、治療法に決して普遍のものはないのでしょうね。

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