糖尿病 シリーズ(6) インスリンは希少なホルモン

すい臓は胃の背中側に位置するわずか120gの小さな内臓です。すい臓のわずか1%(1.2g)がランゲルハンス島です。この細胞からインスリンが分泌されます。ランゲルハンス島には、インスリン以外にもグルカゴン(血糖を上げるホルモン)などいろいろなホルモンが出ます。ですから、インスリンは本当にわずかしか存在しません。
 血糖を上げるホルモンは何種類もありますが、血糖を下げるホルモンは唯一インスリンだけです。どうして、人間の体はこうも血糖を下げることに関して脆弱なのでしょうか。例えば、ブドウ糖をグリコーゲンとして貯蔵する肝臓は1,300gもあります。すい臓の10倍です。
 以上のことから想像するに、人間はいつの時代もお腹を空かせて“ひもじい”思いをしていたのでしょうね。だから、食料にありつけた時は、出来るだけ体に蓄えておける様に出来ているのでしょう。血糖を下げる必要なんてなかったわけです。
 ところが、近代社会になり、食料が豊富になり、交通機関が発達し自分で歩くことが減り、第一次産業で働くことがなくなると、糖尿病という近代病が社会問題になってきたのです。

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