医療に関する話 「医療安全の講習会」
先日、医療安全講習会に参加してきました。今回は、いろいろなクリニックからの事例報告もあり、大変興味深く拝聴出来ました。幾つかの例をご紹介しましょう。
① 夫婦一緒の診察での取り違えミス
仲の良いご夫婦の場合、一緒に診察室にみえることがあります。お互いの健康が気になるのでしょうね。また、夫(または妻)と主治医との話を直接聞けますので安心です。しかし、似たような病状で、微妙に違っていると間違え易くなります。電子カルテの場合、2人を同時に診察の状態には出来ません。医療安全の立場から言えば、二人で診察室に来られても、一人ずつ順番に診察を受けた方が良いでしょう。
② 「○○○で良いですか?」の危険性
何となく違和感を感じて、「これでいいのかな?」と思った時に、看護師さんや受付の人は、院長にこう聞きます。この言葉は非常に曖昧なので『△△△と思うのですが、○○○で良いのですか?』と理由を添えることが必要です。そうすると、間違いは大幅に減ります。問題は、そういうことが気軽に言える院長とスタッフの関係が築かれているか否かです。院長はスタッフからアドバイスや提案をしてもらったら、真摯に受け止めなければなりません。医療安全も院長の人柄次第ですね。肝に銘じておかなくてはいけません。
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