「腹痛(その1) キーワード」

お腹が痛い。

クリニックに来られる方の多くが「腹痛」を主訴に来院されます。一口に腹痛と言ってもいろいろな表現がありますが、私なりの『キーワード』をいくつかご紹介しましょう。

「△時◎◎分から急に痛くなった。」

病状を説明する時に、このようにはっきりと痛くなった時刻を覚えている方がいらっしゃいます。お腹の中で一瞬に起こりえる異変には大体3つしかありません。①石が詰まる、②腸が破れる(ねじれる)、③血管が破れる、この3つです。頻度の多いものから考えますと、胆石か尿管結石でしょう。痛みが激しくて、お腹が固く張っているような場合は、腸の穿孔(穴があいた)や腸閉塞を考えます。顔面蒼白で下血を伴っていれば腸間膜動脈からの出血などが想定されます。
一方、胃潰瘍などは、「最近2,3週間前から何となく胃が痛む」というような感じが多いです。

「痛みで夜中に目が覚めた。」

痛みの度合いは数字で表せないので、他人には伝わりにくいものです。我慢強い人や表現が控えめな人は、実際にお腹の中で起こっているトラブルの重大さよりも軽目に表現してしまう傾向にあります。しかし、「痛みで目が覚める」ということは、痛みの基準として「これは要注意!」と判断して診療にあたっています。

「歩くと痛みが響く」

これも痛みの度合いとしては要注意な言葉です。炎症が腸から腹膜に波及している状態、すなわち「腹膜炎」になっていることが多いからです。虫垂炎が疑われる時は、まず、患者さんに診察室で立ってもらいます。次に背伸びをした後に、かかとをトンと着きます。この時に右の下腹に響くようだと、炎症が強い可能性があると判断しています。

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