医療に関する話  黄疸(1)「ビリルビン」

瞳の白いところ(眼球結膜といいます)が黄色くなることを黄疸といいます。肝臓病で見かける代表的な症状のひとつです。黄疸について幾つかのことをご紹介します。第1回目は黄疸の元であるビリルビンについてです。

白い瞳が黄色に見えるのは、ビリルビンという物質が結膜に沈着したためです。このビリルビンとはいったい何でしょうか?
ビリルビンは赤血球の中にあるヘモグロビンを構成している一部です。老化した赤血球が壊れて、老廃物として血液中に出てきたビリルビン(間接ビリルビンと名付けられています)は肝臓の中でグルクロン酸抱合を受けて胆汁中に排泄されます(直接ビリルビン)。胆汁は腸の中に排泄されますので、同時にビリルビンも腸の中に移行します。そこで、ウロビリノーゲンという形に変わります。ウロビリノーゲンの80%は便として排泄されます。便の色が茶色いわけです。残りの20%は血液中に再吸収されます。ウロビリノーゲンもリサイクルしています。エライですね。さらに、その一部は腎臓を経て尿中に排泄されます。難しいですね。

血液中のビリルビンが多くなれば、全身いたるところに沈着します。白いハズの瞳が黄色くなり、最初に異常に気付くわけです。

血中のビリルビンの正常値は1.2mg/dl以下です。この値が3mg/dlぐらいになると誰でも「黄疸」と分かります。2mg/dl程度では、いわゆる『涙目』みたいな感じです。

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