医療に関する話  内視鏡のトレーニング

最初から内視鏡検査が上手な医師はいません。誰でも、最初は初心者です。では、どうやって習うと思いますか。大抵の場合は、指導医が初心者の医師の背後について、「二人羽織り」の要領で手取り足とり教えます。慣れてくれば、少しずつ、手を離して、ひとりで操作する時間を長くしていきます。
 患者さんも初心者の先生の練習台にされたのでは、たまったものではありません。ですから、最初は、自分が担当している気心の知れた入院患者さんにお願いして、検査を受けて頂くことが多いと思います。
 内視鏡検査はモニターに映し出されますので、初心者はモニターを見て覚えるのです。

 近年、内視鏡治療に「切開剥離法」がおこなわれるようになりました。難易度が高いため、前もって処置具に慣れておくことが必要になりました。そこで、豚の胃を使う練習台が発売されました(結構、良い値段がします)。豚の胃の入り口と出口を固定するだけの簡単な装置ですが、こういったものが商品になったのは初めてだと思います。豚の胃は、最も人間の胃に似ているそうです。病院の仕事が終わった後に、豚の胃を使って、粘膜剥離などの高度な技術を身に付けるわけです。豚の胃は、と殺場で1個千円程度で売ってくれます。

 大腸カメラの練習用のモデルは昔からあります。しかし、実践とはかけ離れています。ですから、全然、練習になりません。

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