「腹痛(その11) 上腸間膜動脈症候群」 

人間の体は非常に良く出来ていますが、いくつか構造上の弱点があります。そのひとつが上腸間膜動脈です。
上腸間膜動脈は心臓からでる最初の大きな血管「大動脈」の枝のひとつです。大動脈と上腸間膜動脈の作る角度は20°程しかありません。その狭いすきまに十二指腸が横切っているのです。

この2本の動脈に挟まれた十二指腸は、その部位で食べ物の通りが悪くなり、胃からなかなか食べ物が下がらなくなることがあります。その結果、「胃が痛い」と感じたり、「少ししか食べられない」などの症状が出ます。この病態を上腸間膜動脈症候群といいます。
やせた若い女性に多い病気ですが、食べられないために益々やせていき、その結果、十二指腸の通る隙間はさらに狭くなるという悪循環を引き起こします。
まれな病気ですが、有効な治療法がないために、重症例では、十二指腸を切断して、上腸間膜動脈の前でつなぎ直すという手術になることもあります。

いずれにしても、過度なダイエットは危険です。

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