医療に関する話 ステロイド性胃潰瘍は『迷信』

ステロイドとは副腎皮質ホルモンで、消炎・鎮痛・解熱作用に優れた薬です。膠原病や喘息、潰瘍性大腸炎に必須の治療薬ですし、ショック状態など生死にかかわる際には、ステロイドの投与が大きな役目を果たします。

ステロイド剤は胃潰瘍をおこす副作用を持つ薬としても有名です。添付文書にも記載されています。これまで、ステロイド剤を処方する際は、胃潰瘍の予防目的に胃薬を併用するのが、なかば常識となっていました。しかし、実際にステロイド剤が胃潰瘍を増加させたというハッキリとした根拠(論文)はないのです。

ステロイド剤が胃潰瘍をつくると信じ込まれていた背景には、胃潰瘍のストレス説があると思われます。ステロイドは「ストレスホルモン」の代表的な物質ですので、ステロイド剤を服用すれば、当然、胃潰瘍が出来ると考えます。

大学病院に勤めていた頃、教授が「本当にステロイド剤は胃潰瘍をつくるのですか?」と質問されたことを覚えています。(そんなこと、常識でしょう。)って心の中で思っていましたが、明確な答えは出せませんでした。私も単に迷信を信じていただけだったのです。

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