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平成24年診療報告から(1) 「微小胃がん」

平成24年の1年間に当院で17名の胃がんが見つかりました。そのうち、3名の方はがんの大きさが5mm以下の「微小胃がん」でした。小さなビラン(赤く腫れています)や、少しだけ隆起した(盛り上がった)ポリープ様の形をしたがんでした。改めて、『小さな胃がんを見落としてはいけない。』と再認識させられました。
微小胃がんの見つかった方は全員、大学病院で胃カメラを使ってがんの部分だけを切除して頂いています。

小さな胃がんを見落とさないように私が気を付けていることは、次の点です。
① ひとつしかないビランは要注意である。
胃カメラをすると、ほとんど人にビランを認めます。まったくない人の方が稀です。このビランが良性か悪性か、判断する根拠して、「単発か多発か」ということです。びらんが多発している場合は心配ないのですが、ビランが1個しかないということは不自然ですので、必ず生検(細胞を採取すること)をするように心がけています。

② がんであれば、範囲がある。
検査中は「チョッと赤い」とか「ちょっと窪んでいる」とかといった色調や凹凸の変化に注意します。そのような変化はいたるところに見受けられます。この中からがんの可能性のあるものを選び出す根拠として「病変の範囲が判るかどうか」という点です。少し窪んでいるけれど、なんとなく周りの正常な粘膜と一体化してしまっているようなものであれば、大丈夫と判断しています。しかし、はっきりと段差が判る窪みは、がんの可能性があります。

③ 空気を入れたり抜いたりしても形が変わらない。
胃カメラは胃の中に空気を入れたり抜いたり出来ます。この機能を活用して、胃の粘膜を伸ばしたり縮めたりすることで、病変の形の変化を確かめます。周りの粘膜が良く伸びたり縮んだりしているにもかわらず、その部位だけ形が変わらない場合は、要注意です。

④ 萎縮(いしゅく)性胃炎
胃粘膜の張りが無くなり、凹凸不整の目立つ萎縮性胃炎の時は、胃がんの発生する確率が高い方ですから、より一層、詳細に観察するように心がけています。萎縮性胃炎のほとんどがヘリコパクターピロリ菌に感染しています。

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