ブログで診察(13)    血尿

「わっ!血尿だ!」体のチョッとした不調や気になる症状、医師に一度聞いてみたかったと言われたことなどを日々の診療からピックアップしてブログで紹介しています。

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健診で尿潜血陽性(血尿)を指摘されましたが、心配ないでしょうか?(50歳代、男性)

【答】男性の血尿は非常に危険です。

健康診断で尿潜血陽性(血尿)は比較的よく指摘される異常のひとつです。私が尿潜血陽性をどのように扱かっているかご説明します。

① 蛋白尿の有無をチェック
まず、血尿と蛋白尿の両方が見られた場合は、内科的な腎臓の病気(おそらく慢性糸球体腎炎)が考えられます。尿蛋白の程度や腎機能障害が進行している場合は、腎臓の専門医に紹介します。

② 尿沈渣をチェック
尿を遠心分離器にかけて、底に溜まった物質を顕微鏡で観察することを「尿沈渣」といいます。尿沈渣で『円柱』が観察されれば、腎臓病(腎炎)を起こしている可能性が高くなります。やはり、内科の病気です。

③ 血尿だけ
尿だけの場合は、泌尿器科的な病気が考えられます。膀胱炎、尿路結石、尿路の腫瘍(がん)などです。痛みがなくて突然真っ赤な尿が出た時は膀胱がんの可能性が高くなります。膀胱がんは男性に多い病気で、女性の3倍です30歳以上の男性で、痛みのない血尿(蛋白尿なし)を見た時は、泌尿器科で膀胱鏡による精密検査を受けるように案内しています。

【参考までに】当院は開院して4年ですが、これまでに膀胱がんの方が3名いらっしゃいました。いずれも初期の段階で、事なきを得ています。

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