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救急医療

優秀な研修医が登場します。先日、母校で開催された救急医療の講演を聞きに行ってきました。200名程度の座席がある講義室は立ち見が出る程の盛況でした。そのわけは、講師がNHK「ドクターG」でおなじみの林 寛之先生だったからです。

自力で歩いて救急外来を訪れる患者さん0.5%程度に、実は、とても重篤な病気が潜んでいるそうです。つまり、200人に1人の頻度です。「歩いてきたのだから、たいした病気じゃないだろう。」と思うのが世の常です。そこに、落とし穴が待っているのです。
ひと通りの診察と検査をして、「大丈夫です。お薬出しておきますね。」といって帰した後に、自宅で急変します。当然、その診察をした医師は『誤診』をしたと評価されます。
この200人に1人に割合でくる「一見、元気そうな」重病人をいかに見落とさないか、どうやって診療の精度をあげるか、そういったお話でした。

話にグイグイ吸い込まれていって、あっという間に講演は終わってしまいました。単に技術論ではなく、医師としての心構えにも言及され、すごく、参考になりました。

「救急医」って日本では立場が難しいと思います。例えば、心筋梗塞の患者さんが運ばれてきても、救急室で診断が付けば、直ぐに心臓カテーテル検査(治療)に移行します。そこからは、循環器内科医の仕事です。救急医は循環器内科医師に「お願い」しなければいけません。カテーテル治療で助かった患者さんは循環器内科医に対しては、心から感謝の気持ちを伝えるでしょう。でも、最初に診察した救急医に対してはそうは思いません。では、救急医の「やりがい」って何でしょうか。林先生の話から察するに、全然、心筋梗塞らしくないのに(胸痛がない、心電図や血液検査に異常がない)、詳細な問診から「これは、典型的ではないけれど、心筋梗塞の可能性がある。」と見抜く臨床力なのです。

臨床力には、的確な技術や幅広い医学知識が必要ですし、患者さんから色々なことを聞きだす会話力、あるいは、話そうと思わせる人間性も必要です。これは、病気の初期に診察を担当する開業医にもそのまま当てはまると思いました。

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