医療の話  虫垂炎(上巻)

お腹が痛い!たびたび遭遇するけれども、意外に診断が難しい「虫垂炎」(いわゆる盲腸というやつです。)についてのお話です。

虫垂炎らしい患者さんを診察する時は、次の項目についてチェックしています。

① 痛みの移動  (1点)
② 食欲不振   (1点)
③ 嘔気・嘔吐   (1点)
④ 右下腹部圧痛 (2点)
⑤ 反跳痛 (1点)
⑥ 発熱 (1点)
⑦ 白血球増多 (2点)
⑧ 白血球の左方移動  (1点)   <合計10点>

【解説】
① 痛みの移動:典型的な虫垂炎は最初、「胃が痛い」「食欲がない」「吐気がする」などの胃の症状で発症します。それから数十時間から数日経過すると、右の下腹部に痛みが移動してきます。
④ おへそと右の骨盤の出っ張りを結んだ直線の右から1/3の点を「マックバーニー(Mcburney)の圧痛点」といいます。
⑤ 反跳痛とは、お腹を押えた時よりも、離す時の方が痛いことをいいます。
⑥ 38℃以上が目安です。
⑧ 白血球の成分のうち「好中球」の比率が増えることです。

8項目の合計点が以上であれば、ほぼ90%の確率で虫垂炎と考えられます。一方、4点以下であれば、まず虫垂炎ではないと考えます。(下巻へと続く)

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