医療の話  高コレステロール血症と食事②

エビフライ、大好き!高コレステロール血症に対して、これまで、コレステロールの摂取量が制限されてきましたが、平成27年4月に厚生労働省が、制限を撤廃しました。「食事では体内のコレステロール値は変わらない。」ことが解ったからです。それを受けて、「日本動脈硬化学会」も5月には食事制限が無意味である旨を発表しました。

それでは、これまで食事についてはどのような内容が示されていたのでしょうか。興味深いですね。

平成24年の「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」には、コレステロールの1日摂取量を200mg未満と明記されています。
・塩分を1日6g以下に制限すること。
・多価不飽和脂肪酸(n-3系脂肪酸)の摂取を増やすこと。
・中性脂肪を減らすためには炭水化物を制限すること。
・アルコールを減らすこと。
・運動で体重を減らすこと。
など、結局、総合的にメタボリック体質にならないようにすることが大事で、コレステロールだけを制限しても意味がないことは示されていたわけです。

このブログの資料となった医学書が、対話形式になっていました。進行役の方が、繰り返し食事療法の事を聞き出そうとします。「日本食が良いのですか?」「地中海食はどうですか?」「具体的な食事内容は?」という具合に。
ところが、回答する動脈硬化学会の重鎮(教授)は、のらりくらりと一般論でかわしているのです。やっぱり、食事ではコレステロールは下がらないことが解っていたのでしょうね。
そもそも、医学部の講義に「栄養学」はありませんから、医師に食事の事を聞くこと自体が的外れなのかもしれません。

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