1 月 18 日, 2017

乗馬日記(8)  駈足(かけあし)

駈足してますが、私ではありません。北九州市若松区の「若松乗馬倶楽部」に通うようになって、早や、1年が過ぎました。上手に乗れるようになった時に、「そんなことも出来なかったのか。」と懐かしがってみたく乗馬日記を始めました。乗馬の最終目標は、「若松の海岸をさっそうと駆け抜ける」です。

最近、駈足が出来るようになりました! ダダダーン、ダダダーン、ダダダーン、と3拍子でドンドン走ります。その爽快感は言葉に言い表せません。強いて例えれば、城島高原の木製のジェットコースター(ジュピター)に乗っている感じです。木製ゆえのきしみ音や不安定感、そのスリル。それが、何度も何度も繰り返し味わえるのです。駈足が出来るようになるまで乗馬を続けて良かった。

常足(なみあし):馬は歩いています。
軽速足(けいはやあし):馬はサッサッか歩いています。人間は、鞍(くら)の上で「立つ、坐る」を繰り返します。
と来て、いよいよ『駈足』の練習に入りました。
まず、馬に「駈足するよ。」という意思を伝えるのが難しい。なかなか、走ってくれません。走っている馬は、首を上下に振ります。首の動きでバランスを取らないと走れないからです。目の前で馬の頭が上げ下げするのも結構恐怖を感じます。
走っている馬には鐙(あぶみ)と下半身だけで馬に密着するしありません。お尻は、走る反動で鞍から跳ね上げられそうになります。手綱(たづな)を引けば、馬は止まってしまいますから、常に軽く引っ張った状態で保持しなければいけません。
走り続けるためには、馬の速度が落ちかけたら、鐙で馬のお腹を締めたり、鞭(むち)で軽く叩いたり、意思表示を示さなければ走り続けてはくれません。

これらのことを、走っている不安定な馬の上でおこなうわけです。自動車と違って、馬は一定の速度で走る訳ではありません。馬が脚を滑らせて、急に「グラッ」となることもあります。油断大敵です。常に、上半身はリラックスさせておかなければ、柔らかい身のこなしはできないのです。難しい! でも、やっぱり爽快です。

駈足が出来るようになって気付いたことがあります。
ひとつは、馬の手入れに気持ちが入るようになりました。「今日もまた走ってね」「今日は良く走ってくれたね。」そう思うと、蹄の裏掘りも体にブラシをかけるのも丁寧になります。
もうひとつは、走っている馬の上から、弓矢を打ったり(やぶさめ)、輪になったロープ投げたりする(西部劇)のは、メチャメチャ難しいことなのだとわかりました。

1 月 11 日, 2017

平成28年 診療報告

平成28年も多くの方に当クリニックを受診して頂きました。本当にありがとうございました。
当院の診療内容を知って頂くために、昨年1年間の患者数をご報告いたします。

1)内視鏡検査を受けた方が、2,125名います。
胃カメラを受けた方      1,180名
大腸カメラを受けた方       945名

食道アカラシアの方が1名います。
食道異形成(前がん状態)の方が1名います。
胃がんが見つかった方が10名います。
2名の方は粘膜内がんでした。内視鏡治療で完治しています。)
(グループ2からグループ5に変わった方が1名います。)
(ピロリ菌除菌後に胃がんの見つかった方が1名います。)
胃のアニサキス虫体を除去した方が1名います。
胃カルチノイドの方が1名います。
胃拡張の方が1名います。
胃粘膜下腫瘍の方が2名います。

大腸がんが見つかった方が24名います。
6名の方は粘膜内がんであったため、内視鏡治療で完治しています。)
1名の方が粘膜下層までがんがあっため、内視鏡治療後に外科的切除術を追加しました。)
大腸ポリープの切除を受けた方が88名います。
直腸カルチノイドの方が1名います。

2)ヘリコバクターピロリ感染症  除菌に成功した方が120名います。
ヘリコバクターピロリ菌に感染している場合、まず1次除菌をおこないます。

1次除菌で菌が消えなかった場合は2次除菌をおこないます。
2次除菌でも消えなかった場合、3次除菌を勧めています。ペニシリンアレルギー方専用の除菌治療もおこなっています。

1次除菌で菌が消えた方が99名います。
2次除菌で菌が消えた方が19名います。
ペニシリンアレルギー用の除菌治療で菌が消えた方が2名います。

3)炎症性腸疾患
潰瘍性大腸炎の方が52名います。
1名の方は生物学的製剤(ヒュミラ)の投与を受けています。)
クローン病の方が9名います。
7名の方は生物学的製剤(レミケード)の投与を受けています。)

4)細菌性腸炎
便の培養検査で細菌が検出された方が10名います。
病原性大腸菌(5名)、黄色ブドウ球菌(5名)です。

5)急性虫垂炎の方が6名います。
3名は手術になりました。

6)ジスト(GIST:消化管間質腫瘍)の方が2名います。
胃GISTの方が1名います。
小腸GISTの方が2名います。
(内服治療(グリベック)を受けた方が1名います。)

7)肝臓の病気
B型肝炎に対して抗肝炎ウイルス剤(バラクルード)の内服治療を受けた方が5名います。
肝臓がんの方が1名います。
原発性胆汁性肝硬変症の方が11名います。
自己免疫性肝炎の方が2名います。

8)胆道疾患
胆石が見つかった方が28名います。
11名が手術を受けられました。)
急性胆嚢炎の方が1名います。
胆嚢がんの方が2名います。
総胆管結石の方が4名います。
4名とも内視鏡的乳頭括約筋切開術を受けられました。)

9)すい臓の病気
急性すい炎の方が5名います。
(特発性が4名、アルコール性が1名です。)
慢性すい炎の方が10名います。
すいのう胞の方が1名います。
すい臓がんの方が4名います。
すい腫瘍の方が1名います。

10)糖尿病
インスリン注射を受けた方が4名います。
インクレチン関連薬(DPP-4阻害薬)の治療を受けた方が51名います。

11)甲状腺の病気の方が10名います。
甲状腺機能亢進症(バセドウ氏病)  1名
甲状腺機能低下症(橋本病)  9名

12)禁煙外来を受けた方が38名います。

13)インフルエンザにかかった方が57名います。

14)24時間心電図を受けた方が1名います。

15)睡眠時無呼吸症候群の検査を受けた方が17名います。
持続陽圧呼吸療法を受けた方が3名います。

16)スパイログフィー検査(肺年齢測定)を受けた方が18名います。

17)その他の疾患
乳がん
尿管がん
肺化膿症
シェーグレン症候群

12 月 2 日, 2016

低糖質(ローカーボ)ダイエット(7)   注意するべき食べ物 「低GI食品」

お昼ごはん おにぎり2個 1年間続けましたが、痩せませんでした。それは、あまりにも衝撃的な患者さんの一言でした。「私、低糖質ダイエットで20kg痩せたんです。最初の1カ月で5kg痩せました。」
ムムッ! 聞き捨てならぬ。さっそく、低糖質(ローカーボ)ダイエットを始めました。

食後の血糖の上昇度を示す「GI値」。「低GI食品」がもてはやされていますが、要注意です。

① 果物(くだもの)
5年前に「ブログでダイエット」というタイトルで1年半の間、低炭水化物ダイエットをおこない、失敗に終わっています。ブログを読み直してみますと、『果物は例外にします。』って書いてますね。毎朝、果物にヨーグルトをかけた朝食をとっていました。こりゃ、ダメですね。
果物の甘さの元である「果糖」は果糖のままで血中をまわります。従って、血糖は上がりませんが(血糖はブドウ糖を測定するため)、果糖は中性脂肪に変化し、体重増加をきたします。

② そば
そばはカロリーも低めで、見た目も健康に良さそうです。しかし、糖質を大量に含んだ食材であることに変わりありません。しかも、「そば湯」にも糖質がたっぷり含まれていますので、甘くなくとも、危険です。

③ 雑穀米、玄米食
食物繊維やビタミンが沢山とれて、健康的なイメージですが、お米であることに変わりはありません。白米を食べるよりは、多少、血糖値の上昇は抑えられるかもしれませんが、わずかな差にすぎません。

【今さらですが・・・】
なぜ、前回の「低炭水化物ダイエット」が失敗に終わったか、ブログを読み直してみるとよくわかりました。
・朝食に果物
・昼食はおにぎり2個のみ。しかも、夕方お腹が空く→悪循環。
・夕食にビール(醸造酒)
・運動は週1回のウォーキングのみ。
・間食禁止。しかし、実際は、リバウンドでスイーツをドカ食い→自己嫌悪。

全然、炭水化物じゃないんですね。ダイエット前よりは炭水化物の量を減らしたんでしょうけど・・・。結局、空腹に耐えられず、リバウンドしてます。

11 月 24 日, 2016

腹部レントゲン写真で胃拡張がみえました。

息をとめて~。カシャッ!嘔吐で来院された70代の男性の方です。
激しく吐いてしまうと、後は割と楽になるそうです。診察上は、柔らかいお腹で、腸雑音もイレウスを疑わせる音は聞こえませんでした。何か腑に落ちないものを感じたので、腹部レントゲン写真を撮ってみました。そうすると、腸のガスがお腹の真中から下に向かって凸状に弧を描くように圧排されていたのです。通常の腹部レントゲン写真では、胃は穹窿部のガス像が写る程度でほとんど存在感がありません。しかし、この方の写真は、「胃が張っている」という存在感を強く感じました。
救急病院にお願いしてその日のうちに腹部CT検査を受けて頂き、十二指腸水平脚に狭窄があることが確認されました(狭窄の原因は、悪性疾患の十二指腸への転移でした)。

勤務医だった頃に、一度だけ同じような腹部レントゲン写真を見たことがありました。その時は、十二指腸水平脚の粘膜内血腫による狭窄が原因でした。珍しい症例だったので、学会で発表しました。今回はその経験が生かされました。

研修医だった時に、消化器内科の部長先生が、立位と臥位の腹部レントゲン写真の写真を見比べて、胃のガス像の形が同じだったら、それは「胃が硬い」ということだから、スキルス胃癌も考えていた方が良いよ。と教えてもらいました。『レントゲン写真だけでスキルス胃癌を診断してしまうなんて、何てスゴイ先生なんだ。』と感動しました。それ以来、腹部レントゲン写真をみる時は、まず胃の辺りをみる習慣がついてしまったのです。

10 月 30 日, 2016

やっぱり難しい虫垂炎 その後

盲腸(虫垂炎)かも?前回、虫垂の反対側の下行結腸を逆さまに押し上げてみて初めて虫垂に痛みが出る『ロブシングサインRovsing sign 』に触れました。また、患者さんを左側臥位(左横向きに寝てもらいます)にして、マックバーニーの圧痛点を押えると、圧痛が著明になる症状を『ローゼンシュタインサイン Rosenstein 』といいます。左側臥位になることで、小腸が左側に移動し、虫垂を腹壁から直接圧迫出来るようになるためです。

先日の虫垂炎の患者さんの後に、続けてもう一人虫垂炎らしい患者さんがみえました。マックバーニーの圧痛点は陰性でしたが、ローゼンシュタインサインは陽性でした。ちなみに、ロブシングサインは陰性でした。

さらに、もう一人虫垂炎らしき患者さんがみえました(続く時は続きますね)。この方は、マックバーニーの圧痛点が陽性でした。残念ながら、ロブシングサインは陰性でした。(ローゼンシュタインサインを確認する必要は無いでしょう。)

今回、マックバーニーの圧痛点が陰性の虫垂炎の患者さんを経験したことがきっかけで、
マックバーニー以外の診察の方法を再認識し、日々の診療に取り入れることが出来ました。腹痛の診察は、高度な器械に頼らなくても、やり方次第で精度が上がることを、身をもって経験することが出来ました。患者さんから学ぶことはまだまだ沢山ありそうです。

10 月 20 日, 2016

やっぱり難しい虫垂炎

マックバーニーの圧痛点これまでにブログに何度か取り上げてきた虫垂炎ですが、今回も、難しい症例でした。
【50才代の男性】
【飲酒癧】ウイスキー シングル5杯/日
【病歴】前日より急に左上腹部痛が出現し、来院されました。発熱なし。嘔気、嘔吐・下痢無し。生ものは食べていません。アルコールを大量に飲んでいません。
【診察】左上腹部(胃の少し外側あたり)に圧痛を認めましたが、それ以外には、異常な所見がありません。もちろん、虫垂のある右下腹部を押えても痛みはありませんでした。腸雑音も異常なし。背中(腎臓やすい臓のあるあたり)をドンドンと叩いても大丈夫でした。

この時点で私は2つの可能性を考えました。
① 急な痛みの発症だから、結石(胆石、尿管結石)か、腸のねじれ・閉塞か、血管の異変の可能性があるのではないだろうか。
② 大酒家だから、アルコール性急性膵炎かもしれない。(飲酒量は実際より少なめに申告する人が多い。)

【検査】エコー検査で、胆石は見当たりませんでした。血液検査では白血球が異常に増加していました。すい臓や胆道系の酵素はほぼ正常でした。①も②も否定的な結果でした。

しかし、痛みが強いことと白血球増多があることから、直ぐにCT検査を撮って頂くように救急病院に依頼しました。CTの結果、虫垂炎と診断されました。虫垂炎も腸の閉塞と言えばそうですね。

【学んだこと】学生時代の外科の授業で、「右下腹部を圧迫するマックバーニー(Mcburney)の圧痛点ランツ(Lanz)の圧痛点が陰性でも、虫垂の反対側の下行結腸を逆さまに押し上げてみて初めて虫垂に痛みが出ることがあります(ロブシングサインRovsing sign)。」と教授が講義されたことを思い出しました。この患者さんにロブシングサインを試していたらどうだったでしょうか? これからは、日々の診療で『ロブシングサイン』も確認しようと決心しました。

10 月 9 日, 2016

乗馬日記(7) 立ち乗り

北九州市若松区の「若松乗馬倶楽部」に通うようになって、早や、1年が過ぎました。上手に乗れるようになった時に、「そんなことも出来なかったのか。」と懐かしがってみたく乗馬日記を始めました。乗馬の最終目標は、「若松の海岸をさっそうと駆け抜ける」です。

ただ今、立ち乗り中。見た目以上に難しいよ。
乗馬が上手になるためには、内股からふくらはぎにかけて、馬にしっかり固定しなければいけません。一方、上半身はリラックスしつつも常に馬の中央でまっすぐに安定させ、手元は手綱に無理な力が入らない程度に軽く緊張させます。なかなか、これが習得できず、コーチから、立ち乗りを提案されました。まず、内股とふくらはぎの固定を意識させるためだと思います(いじめではないハズです。)。これが、意外と難しいのです。止まっている馬に立つことすら難しい。鐙(あぶみ)の位置が体の重心に来ていないからでしょうね。馬が歩き出すと、さらに、立ち続けることが難しくなります。ちょっとしか立ち続けることができませんでした。
最近、馬場1周ぐらいなら、立ち続けられるようになりました。自分のイメージ以上に下半身を柔らかくして、馬の移動による衝撃を、下半身で吸収してしまい、上半身に伝えない意識で乗ると出来るようになりました。スキーでこぶの斜面を膝の屈伸のみで上半身がぶれることなく滑っていくイメージです(あくまでもイメージです。そこまでスキーは上手ではないです)。
立ち乗りの練習中はとても辛いです。しかし、立ち乗りが出来るようになってからは、「脚で絞める」というコーチの言葉が分かってきました。コーチに感謝です。

10 月 6 日, 2016

低糖質(ローカーボ)ダイエット(6)   ダイエットで見えてきたもの

炭水化物か、蛋白質か、脂肪か、それが問題だ。それは、あまりにも衝撃的な患者さんの一言でした。「私、低糖質ダイエットで20kg痩せたんです。最初の1カ月で5kg痩せました。」
ムムッ! 聞き捨てならぬ。さっそく、低糖質(ローカーボ)ダイエットを始めました。

低糖質(ローカーボ)ダイエットを始めて、5kg体重が減りました。BMIは24を下回り、肥満体型から標準体型になりました。幾つか、気が付いたことがあります。

①「 摂取カロリーが消費カロリーを上回るから太る」は、ちがうと思います。
低糖質(ローカーボ)ダイエット中は、カロリーはほとんど気にしていません。そもそも、食べ物は100%体内に吸収されるのでしょうか? 脂肪や蛋白質は消化吸収が大変です。一方、炭水化物は楽に吸収できます。炭水化物は脂肪や蛋白質と比べると、吸収率が高く、吸収に要する時間も短いのです。その結果、炭水化物の摂取は急激な血糖の上昇を来たし、余った糖質は皮下脂肪に形を変えて体に蓄えられていくのです。
単に食べ物の持っているカロリーだけを考慮するのではなく、その食べ物が吸収しやすいのかどうかが太ることに影響していると思います。

② 厳密さは不要。ただし、一貫性は必要。
低糖質(ローカーボ)ダイエットを確実にと実行しようとすると、トンカツの時にパン粉は使えなくなるし、餃子の皮は食べないで残さなくてはいけないことになってしまいます。少々、炭水化物が混ざっていても気にしません。少ないおかずでご飯をモリモリ食べるスタイルがNGなのです。ただし、間食やお酒に関しても、低糖質(ローカーボ)を貫いたほうが良いと思います。

③ 我慢は続かない。続けるためには最低限の約束にとどめる。
カロリー制限はお腹が空くので、どうしても、リバウンドがきます。これまでは、「今日は忙しかったから、ご褒美に、沢山食べても良いだろう。」と自分に甘くなって、ダイエットが続かなくなっていました。「もっと食べたいけど、我慢する。」のではなく、「炭水化物以外のものをしっかり食べる。」というルールであれば、これからも続けられます。

④ 運動との併用が有効です。
1年前から、ジム通いをしていましたが、ほとんど痩せませんでした。しかし、低糖質(ローカーボ)ダイエットを並行しはじめた途端、体重が落ちました。ジムのトレーナーに定期的に脂肪と筋肉量を測定してもらっていますが、減ったのは脂肪だけで、筋肉はむしろ増えています。ダイエットで筋肉も減ると問題ですから、運動を併用すると良いと思います。

9 月 26 日, 2016

ブログで診察(15)  排便困難

体のチョッとした不調や気になる症状、医師に一度聞いてみたかったと言われたことなどを日々の診療からピックアップしてブログで紹介しています。

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【質問】毎日排便はあるのですが、以前のような「スッキリ感」がありません。何とかスッキリ出せるようになる方法は無いでしょうか?(60代 男性)

答え】幾つか試してみる方法があります。
便秘でお悩みの方の7割は、排便困難(なかなか出ない)、硬便によるりきみ、残便感(スッキリ感の欠如)、頻回の便(1回で出きらない)、といった『排便困難症』を訴えておられます。便秘は単に排便回数が少ないというだけではないのです。

【自分で出来ること】
①水分を十分摂る(1日1L以上)。食物繊維をしっかり摂る(目標:1日20g)。
②排便姿勢を前屈みにする(大腿と背中の角度は35度)。脚台を置くと良いでしょう。
③規則正しい生活を送る。毎朝、トイレに行く習慣を付ける(出なくても良い)。
④肛門括約筋を鍛える(トレーニングの方法があります)。

【当院の治療】
お薬は酸化マグネシウム(マグネシウムが水分を腸内に引っ張り込む)かアミティーザ(新薬、小腸に作用します)が基本です。センナ(刺激性下剤:コーラック)は慢性的に使用すると、効き目が悪くなることが指摘されており、非常時のみに使用するように勧めています。坐薬に抵抗の無い方は新レシカルボン坐薬(直腸で二酸化炭素が発生する)を勧めています。アミティーザは、便秘薬としては30年ぶりの新薬です。この薬のおかげで、長年の辛い便秘から解放された方も少なからずいらっしゃいます。

9 月 16 日, 2016

よもやま話(105)  政治家の言葉

徹底的に「無駄を無くします。」政治関連のテレビ番組を観ていて、私にとってのキーワードが2つあります。

①安心安全
「それを目指す(確率を上げる)」という意味であることは理解していますが、それを成し遂げることは不可能です。安心安全な社会ってあり得ますか? いくら自分自身が気を付けていても、人口の一定の割合で犯罪者はいるのです。予期せぬ事故だって起こります。物体が動けば、運動エネルギーが発生するわけで、そのエネルギーは危険なものになりえます。
日本では子供が学校に行く時、玄関で送り迎えをします「いってらっしゃい」「おかえりなさい」と。映画を見ていると、アメリカでは親が車で学校まで送り迎えしています(スクールバスの場合もありますが)。少なくとも日本はアメリカより安心安全な国だと思います。

② 無駄を無くす。
以前、知り合いの大学病院の教授が「無駄を省くということで、秘書さんが配置されなくなってしまい、困っている。」と嘆いてました。
教授自らが、電話を取り、アポイントの管理をしているようです。
確かに、病院経営という視点でみれば、教授秘書は無駄でしょう。診療においては何の利益も出ませんから。しかし、教授が、診療・教育・研究に専念出来なければ、その方がよっぽど無駄だと思いませんか?
立場がかわれば、無駄の意味も変わるのかもしれません。

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