平成26年度 診療報告

平成26年も多くの方に当クリニックを受診して頂きました。
本当にありがとうございました。

1)内視鏡検査を受けた方が 2,239名います。

 

  胃カメラを受けた方   1,298名
  大腸カメラを受けた方   941名
  『胃腸ドック』を受けた方が   5名

 

    食道がんが見つかった方が  2名 います。
    胃がんが見つかった方が  11名います。
    (4名の方は粘膜内癌であったため、内視鏡治療で完治しています。)
    胃カルチノイドの見つかった方が  1名います。
    胃のアニサキス虫体を除去した方が  1名います。

 

    大腸がんが見つかった方が  17名います。
    大腸ポリープの切除を受けた方が  74名います(5名の方は粘膜内がんでした。)
    直腸粘膜脱症候群の方が  2名います。
    放射線性腸炎の方が  1名います。

 

2)ヘリコバクターピロリ感染症  除菌に成功した方が204名います。

 

  ヘリコバクターピロリ菌に感染している場合、まず1次除菌をおこないます。1次除菌で菌が消えなかった場合は2次除菌をおこないます。

 

    1次除菌で菌が消えた方が  159名います。
    2次除菌で菌が消えた方が  45名います。
    *2名の方が2次除菌でも菌が消えませんでした。

 

3)炎症性腸疾患

 

    潰瘍性大腸炎の方が  57名います。
    (1名の方は生物学的製剤(レミケード)の投与を受けています。)
    クローン病の方が  10名います。
    (5名の方は生物学的製剤(レミケード)の投与を受けています。)

 

4)細菌性腸炎

 

    便の培養検査で細菌が検出された方が  32名います。
    一番多かったのは病原性大腸菌(21名)で、次に多かったのが黄色ブドウ球菌(5名)とキャンピロバクター(5名)でした。

 

5)ジスト(GIST:消化管間質腫瘍)の方が6名います。

 

    胃GISTの方が  3名います。
    小腸GISTの方が  3名います。
    手術を受けた方が3名、内服治療(グリベック)を受けた方が  2名います。

 

6)肝臓の病気

 

    B型肝炎に対して抗肝炎ウイルス剤(バラクルード)の内服治療を受けた方が  5名います。
    肝臓がんの方が  2名います。
    原発性胆汁性肝硬変症の方が  11名います。
    自己免疫性肝炎の方が  2名います。
    肝膿瘍の方が  1名います。

 

7)胆道疾患

 

    胆石が見つかった方が  40名います。
    (9名が手術を受けられました。)
    (1名が胆石溶解剤で石が消えました。)
    総胆管結石の方が  3名います。
    (1名が内視鏡的乳頭括約筋切開術を受けられました。)
    (1名が内視鏡的胆管ドレナージ術(ステント留置)を受けられました。)

 

8)すい臓の病気

 

    急性すい炎の方が  5名います。
    胆石が原因の方が  3名います。(アルコール性が1名、特発性が1名です。)
    慢性すい炎の方が  4名います。
    すいのう胞の方が  2名います。
    すい臓がんの方が  1名います。

 

9)糖尿病

 

    75g経口糖負荷試験を受けた方が  1名います。
    インスリン注射を受けた方が  2名います。
    インクレチン関連薬(DPP-4阻害薬)の治療を受けた方が  40名います。

 

10)甲状腺の病気の方が19名います。

 

    甲状腺機能亢進症(バセドウ氏病)  3名
    甲状腺機能低下症(橋本病)  16名
    無痛性甲状腺炎  1名

 

11)禁煙外来を受けた方が44名います。

 

12)インフルエンザにかかった方が36名います。

 

13)24時間心電図を受けた方が7名います。

 

14)睡眠時無呼吸症候群の検査を受けた方が15名います。

 

    持続陽圧呼吸療法を受けた方が  6名います。

 

15)スパイログフィー検査(肺気量分画測定)を受けた方が12名います。

 

16)溶連菌抗原検査(咽頭ぬぐい液)を受けた方が1名います。

 

17)在宅診療をおこなった方が1名います。

 

18)その他の疾患

 

    解離性大動脈瘤
    伝染性単核症
    心嚢内腫瘍
    肺サルコイドーシス
    上腸間膜静脈血栓症
    クラミジア感染による骨盤周囲炎(Fitz-Hugh-Curtis 症候群)
    偽痛風