令和1年度 診療報告

令和1年も多くの方に当クリニックを受診していただきました。
本当にありがとうございました。
当院の診療内容を知っていただくために、昨年1年間の患者数をご報告いたします。

内視鏡検査を受けた方(『胃ドック』を受けた方2名)

合計2209名

胃カメラ検査の内容

食道がんが見つかった方が1名 います。
粘膜上皮(M1)までの早期がんでしたので、内視鏡治療で完治しています。
好酸球性食道炎の方が1名 います。
北九州市の胃がん検診を受けた方が103名います。
胃がんが見つかった方が6名います。
アニサキス虫体を摘出した方が1名います。
PTP包装シートの誤飲の方が2名います。
内視鏡にフードを装着し、無事に回収しています。
胃粘膜下腫瘍で手術された方が1名います。

大腸カメラの内容

大腸がんが見つかった方が14名います。
最年少は36才の方です。
4名の方は粘膜内がんであったため、内視鏡治療で完治しています。
大腸ポリープ切除術(ポリペクトミー)を受けた方が257名います。

ヘリコバクターピロリ感染症

ヘリコバクターピロリ菌に感染している場合、
まず1次除菌をおこないます。
1次除菌で菌が消えなかった場合は2次除菌をおこないます。
2次除菌でも消えなかった場合、3次除菌を勧めています。

除菌に成功した方合計141名
図

炎症性腸疾患

潰瘍性大腸炎の方が65名います。1名の方は生物学的製剤(ヒュミラ)の投与を受けています。
クローン病の方が8名います。6名の方は生物学的製剤(レミケード)の投与を受けています。
腸型ベーチェット病の方が1名います。

細菌性腸炎

便の培養検査で細菌が検出された方が24名います。
病原性大腸菌(18名)、黄色ブドウ球菌(4名)、
病原性大腸菌のうち1名はベロ毒素を産生する腸管出血性大腸菌(O157)でした。
抗生物質起因性の嫌気性菌クロストリジウム・ディフィシルが検出された方が1名います。



急性虫垂炎

急性虫垂炎の方が5名います。
4名は手術になりました。

肝臓の病気

B型肝炎に対する抗肝炎ウイルス剤(エンテカビル)の
投与を受けた方が5名います。
原発性胆汁性肝硬変症の方が14名います。
自己免疫性肝炎の方が2名います。

胆道疾患

胆石が見つかった方が29名います。
6名が手術を受けられました。

すい臓の病気

胆石性急性すい炎の方が1名います。
慢性すい炎の方が3名います。
すい臓がんの方が3名います。
すい管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)の方が2名います。

糖尿病

インスリン注射を受けた方が2名います。
インクレチン関連薬(DPP- 4阻害薬)の
治療を受けた方が64名います。

甲状腺の病気

甲状腺の病気の方が22名います。
甲状腺機能亢進症(バセドウ氏病)の方が3名います。
甲状腺機能低下症(橋本病)の方が19名います。

禁煙外来を
受けた方

12名

インフルエンザに
かかった方

58名

スパイログフィー検査
(肺年齢測定)を受けた方

7名

24時間心電図を
受けた方

4名

睡眠時無呼吸症候群の
検査を受けた方

8名

1名が持続陽圧呼吸療法(CPAP)を導入されました。


その他の疾患

尿管結石(手術)1名・絞扼性イレウス(手術)1名・大腿ヘルニア(手術)1名・食道裂孔ヘルニア(手術)1名・線維筋性異形成1名・原発性アルドステロン症2名・シェーグレン症候群1名・黒内障1名・副甲状腺機能亢進症1