令和2年度 診療報告
当院を知って頂くために、昨年1年間の診療内容をご報告いたします。
内視鏡検査を受けた方(『胃ドック』を受けた方1名)
胃カメラ検査の内容
食道がんが見つかった方が3名 います。
北九州市の胃がん検診を受けた方が121名います。
胃がんが見つかった方が9名います。
最年少は33才の方です。
5mm以下の微小胃がんの方が2名います。
内視鏡治療で完治しています。
大腸カメラの内容
大腸がんが見つかった方が12名います。
最年少は43才の方です。
3名の方は粘膜内がんであったため、内視鏡治療で完治しています。
直腸カルチノイドの方が2名います。内視鏡治療で完治しています。
大腸ポリープ切除術(ポリペクトミー)を受けた方が218名います。
ヘリコバクターピロリ感染症
ヘリコバクターピロリ菌に感染している場合、
まず1次除菌をおこないます。
1次除菌で菌が消えなかった場合は2次除菌をおこないます。
2次除菌でも消えなかった場合、3次除菌を勧めています。
炎症性腸疾患
潰瘍性大腸炎の方が59名います。1名の方は生物学的製剤(ヒュミラ)の投与を受けています。
大腸がんを合併した方が1名います。大腸全摘出術が施行されています。
クローン病の方が8名います。7名の方は生物学的製剤(レミケード6名・ヒュミラ1名)の投与を受けています。
腸型ベーチェット病の方が1名います。
細菌性腸炎
便の培養検査で細菌が検出された方が13名います。
一番多かったのは、黄色ブドウ球菌(7名)で、次に多かったのが病原性大腸菌6名でした。
急性虫垂炎
急性虫垂炎の方が7名います。
1名は手術になりました。
本来右下腹部にある虫垂が、正中左側にあった方が1名います。
肝臓の病気
B型肝炎に対する抗肝炎ウイルス剤(エンテカビル)の
投与を受けた方が5名います。
原発性胆汁性肝硬変症の方が16名います。
自己免疫性肝炎の方が2名います。
胆道疾患
胆石が見つかった方が24名います。
最年少は25才の方です。
5名が手術を受けられました。
総胆管結石の方が2名います。
1名が手術を受けられました。
すい臓の病気
すい臓がんに伴う随伴性急性膵炎の方が1名います。
慢性すい炎の方が4名(アルコール性3名・特発性1名)います。
すい臓がんの方が2名います。
糖尿病
インスリン注射を受けた方が2名います。
インクレチン関連薬(DPP- 4阻害薬)の治療を受けた方が61名います。
SGLT2阻害薬(余分な糖を尿に排泄する薬)の投与を受けた方が1名います。
甲状腺の病気
甲状腺の病気の方が17名います。
甲状腺機能亢進症(バセドウ氏病)の方が3名います。
甲状腺機能低下症(橋本病)の方が14名います。
禁煙外来を
受けた方
24時間心電図を
受けた方
スパイログフィー検査
(肺年齢測定)を受けた方
ノロウイルス検査を
受けた方
睡眠時無呼吸症候群の
検査を受けた方
1名が持続陽圧呼吸療法(CPAP)を導入されました。
インフルエンザに
かかった方
※3月以降はインフルエンザウイルス抗原定性検査を中断しています。
『帰国者・接触者相談センター』に
PCR検査を依頼した方
※当院は院内でのPCR検査を実施していません。