内視鏡検査を受けるまで

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(1) 胃カメラ

前もって一度外来受診して頂き、検査日を決めます。検査前日の夕食は硬いものをさけ、消化の良いものを21時までにすませてください。検査当日は、絶食で来院して頂くだけで大丈夫です。検査時間は10分程度です。病変があった場合やピロリ菌の有無を調べる際に「生検」といって胃の粘膜の一部を採取することがあります。

 

(2) 大腸カメラ

まず一度、外来を受診して頂き、検査日を決めます。大腸カメラでは、お腹を空っぽにしておくことが必要です。その準備として、検査前々日の寝る前に軽い下剤を飲んで頂きます。食事は制限されません。検査前日は消化のよい食事を取ってください。「検査食」を購入することも出来ます。検査前日寝る前に下剤(水薬)を飲んで頂きます。検査当日は朝食抜きで指定された時間に来院してください。専用の部屋(個室)で、3時間ほどかけて、2リットルの下剤を飲んで頂きます。検査に要する時間は15分程度ですが、検査終了後1時間程度はベットで安静にして頂きます。ポリープがあれば、その場で切除することも可能です。前もって、ポリープがあった場合どうするかを確認します。

 

 

 

注意事項
1. 「感染症(B型肝炎、C型肝炎、梅毒)」があると、内視鏡機器の洗浄・消毒の方法が通常の場合と異なります。
  そのために前もって「感染症」の血液検査を受けて頂きます。過去に当院で確認済みであれば省略します。

2. 血液をサラサラにする薬(ワーファリン、バイアスピリンなど)を内服されていますと、生検やポリープ切除が出来ません。
  数日前から内服を中止しておくことが必要ですので、必ず申し出てください。

3. ご希望の方には、検査が楽に受けられるように適量の『鎮静剤』を使用します。
  この場合、薬の効果が切れるまでの間(60分程度)、院内で安静に過ごして頂きます。
  なお、鎮静剤を使った場合、車の運転は出来ませんのでご注意ください。

4. 「直ちに検査した方がよい。」と院長が判断した場合は、ご本人と相談の上、初診当日でも検査を受けて頂くことがあります。
  (この場合のカメラの洗浄・消毒は「感染症あり」としておこないます。)

5. 検査中の呼吸状態を管理するために指先にセンサーを付けます。濃いマニキュアはご遠慮ください。