シーサー
クリニックに通院されている患者さん達の中には、出口のところにある草屋根の物置みたいなところを「なんだろう?」って思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これは、実は「薪置き場」です。
冬になると、クリニックの中では薪ストーブが大活躍する予定です。
さて、今日は、薪ストーブがメインではなく、よ~く目を凝らすと、草屋根にちょこんと乗っかってる二匹の置物を見つけられることと思います。
この可愛いシーサー君達は、本場沖縄からやってきました。
クリニックのお庭には、花ブロックや琉球石灰石がふんだんに使われています。この雰囲気を見てくれていた、福岡新水巻病院の看護師さんT川さんが、沖縄に旅行で行った時に、わざわざ買ってきて下さったものです。
シーサーは、沖縄県などでみられる伝説の獣の像。建物の門や屋根、村落の高台などに据え付けられ、家や人、村に災いをもたらす悪霊を追い払う魔除け、などの意味を持つのだそうです。現在では「あ」「うん」という一対のシーサーですが、これは本土の狛犬の影響だともいわれています。もともとは単体だったそうで、源流は古代オリエントのライオンもしくは犬と伝えられているそうです。
シーサーは神様ですので、讃えなければなりません。クリニックのシーサー君達は草屋根の上で、毎日気持ちよさそうに「あ、うん」と守ってくれています。