よもやま話(2) 「世界膵臓学会Part1」

よもやま話(2) 「世界膵臓学会Part1」

私のこれまでの24年間の医師としての経験の中でのどうでもいいようなエピソードを時々紹介したいと思います。暇があったら、読んでみてください。

大学病院に勤務していた頃、ギリシャで開かれた世界膵臓学会に参加したしたことがあります(一応、発表しました)。私と同僚4名で1週間ほどアテネに滞在しました。その際、学会の合間をぬって、エジプト観光に繰り出しました。

ラクダに乗って、ピラミッド~。ラクダに乗ってピラミッドを見て回りました。私は、乗り方が下手だったため、おしりをひどく痛めてしまいました。床ずれのような感じですね。ギリシャに戻ってから薬局で塗り薬を買おうとしたのですが、店員さんが「とにかく、見せないと、わからない。」と言い張るので、薬局のカウンターの裏に行ってズボンを下げて、お尻を見せました。そうしたら、「日本人のお尻が見れるぞ!」みたいなことを言って、ゾロゾロと何人かのギリシャ人がお尻を見にやってきました。そして、結局「これはひどい。医者に見せなければダメだ。」と言われました。「自分は医者だ。」と説明すると、「医者のくせに、どうして、そんなに英語が下手なんだ?」と聞かれ、余計にショックでした。

(裏話)世界○○学会というのは大抵、単なる『お祭り』です。学会も風光明媚な所で開催されることが多く、奥様連れの医師が、学会はそこそこに、観光に精を出すパターンです。一方、アメリカ○○学会というのは、その分野では世界最高の権威ある学会です。発表出来るだけでも名誉なことなのです。