よもやま話 (12) 「テレビドラマ 『ER』 」

よもやま話 (12) 「テレビドラマ 『ER』 」

皆さんはNHK衛星放送で放送されている「ER(救急救命室)」を見てますか?シリーズもので、もう13年ぐらい続いていると思います。
erアメリカシカゴの公立の救急病院外来を題材にしたドラマです。総指揮は「ジェラシック・パーク」などの作者でもあるマイケル・クライトンでした。残念ながら、去年肺がんで亡くなられました。彼自身もハーバード大学医学部を卒業していますよね。
 日本の医療現場のドラマって、テーマがやたら重かったり、逆に軽すぎたりしませんか?ERはその点、さらりとしていて、スムーズに入り込めます。
 一番感心するのが、ERで働く医師達が、同時にいろいろな指示を出したり、いろいろな報告を受けたり、電話の取次ぎがあったり、部長からしかられたり、それはもう目まぐるしい一日を過ごしていくのですが、決して、短気を起こさないところです。忍耐強く話を聞いたり、交渉したり、やるせない思いを自分の心の中で消化させたり。つくづく感心させられます。
救急の場面って人間の本質やエゴが出やすいと思うのですが、そんな時こそ、クールに、かつ、思いやりのある態度で対応出来る所に感心してしまいます。
 レンタルDVDに第1話から置いてありますので、興味がある方は、是非、ご覧下さい。