医療に関する話 「肥満と逆流性食道炎」

医療に関する話 「肥満と逆流性食道炎」

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最近、テレビのCMなどでもたびたび耳にする「逆流性食道炎」という病気、皆さんもご存知だと思います。胃の内容物が食道に逆流することで胸やけなどの症状を起こす病気です。この病気が増えている背景には2つの要因があるようです。

まず、1つ目は肥満です。肥満によって内臓の脂肪が増えて、胃を圧迫するために、胃の内容物が食道に逆流し易くなるわけです。BMIが30以上の方は要注意です。(BMI 30とは、例えば身長170cm体重87kg、身長150cm体重68kgの人です。)今は、良い薬がありますので心配ありませんが、注意しなければいけないのは、治療により胸やけなどの症状が消えるとまた食べられるようになるため、更に体重が増えることがあります。「逆流性食道炎」の一番の治療は痩せることかも知れません。
2つ目の要因としては、若い世代ではヘリコバクターピロリ感染が少ないことです。ピロリ菌に感染していないことは良いことなのですが、その分、しっかり胃酸も分泌されますので、食道に逆流した時の刺激が強いわけです。

逆流性食道炎の治療には、寝る前3時間は食べない食事してすぐ横にならない、等の食生活の見直しも必要です。

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