糖尿病 シリーズ(1) 肥満 なぜ太るの?

糖尿病 シリーズ(1) 肥満 なぜ太るの?

近い将来、成人日本人の3人に1人は糖尿病になるといわれています。進行すれば、失明や人工透析などの合併症を引き起こす厄介な病気です。
糖尿病の治療は血糖コントロールと合併症の早期発見が主体となります。当院では合併症の出現を未然に防ぐべく治療に取り組んでいます。

今回のテーマは糖尿病とは非常に関係が深い肥満です。

ズボンのベルトが・・・なぜ、太るのでしょうか?答えは簡単、カロリーの取り過ぎだから。しかし、この答えは100%の正解ではありません!
 炭水化物(ご飯、パン、麺類)を食べると、分解・吸収され、ブドウ糖として血液中に移行します。取り過ぎたブドウ糖は肝臓や筋肉に「グリコーゲン」として蓄えられます。それでも余ったブドウ糖は脂肪細胞に取り込まれ中性脂肪として蓄えられます。油を摂ったから脂肪がたまるのではありません。取り過ぎた炭水化物が脂肪になり太ってしまうのです。

 最初の質問に戻りましょう。同じ摂取カロリーでも、炭水化物が多ければ体に脂肪がついて、太っていきますが、蛋白質が主体であれば、体に脂肪はつきません。蛋白質は分解されアミノ酸になりますが、ブドウ糖にはならないからです。

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