
よもやま話(41) 「ケガの功名」
大腸カメラではファイバーを持つ右手を時計方向に回す動きが多いために右肘周辺を痛めてしまいました。内視鏡の検査数は勤務医の時の方が遥かに多かったので、歳のせいでしょうか。
とにかく、力に頼ってカメラを進めるということ出来なくなりました。そうすると、いろいろ工夫をしなければなりません。
まずは用手圧迫の活用です。介助についてもらっている看護師さんにポイントポイントでファイバーがお腹の中でたわまない様に外からお腹を押さえてもらいます。最近、圧迫の場所をほんの少しずらしました。その結果、ファイバーの進みが良くなりました。痛い右肘に負担がかかりません。
次に、体位変換です。これまでは、ファイバーがどうしても進まなくなった時の緊急避難処置のひとつとして患者さんの姿勢を仰向きから左横向きに変えていたのですが、自分の中で約束を決めて、その条件を満たしたら早めに体位を変えるようにしました。その結果、ファイバーの進みが良くなり、これまた、痛い右肘に負担がかからないで済むようになりました。
まさに、ケガの功名ですね。
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