医療に関する話 「肝臓病と食後の安静」
肝臓は門脈と動脈という2つの栄養血管を持っています。門脈は胃や腸で栄養をたっぷり吸収した血液が1か所に集まったものです。この栄養満点の門脈血は肝臓の中を通過する際に、肝臓に栄養素を吸収されるわけです。
肝臓を流れる血液の量は立っている時に比べ、横になると2~4倍に増えます。ですから、食後30分~60分間、ごろ寝をすると肝臓には栄養満点の門脈血が十分に流れるわけです。慢性肝炎などの肝臓病をお持ちの方はもちろん、肝臓病を未然に防ぐという意味で食後の安静は有意義な習慣だと言えるでしょう。
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