漢方薬を使いこなそう(2) ウイルス感染こそ漢方薬!
肺炎、膀胱炎、食当たり(細菌性腸炎)などは、抗生物質を飲まなければ治りません。しかし、インフルエンザ(タミフルは確かに効きます)や嘔吐下痢症はウイルス感染ですから抗生物質は効きません。西洋薬で治そうとすると、解熱剤、咳止め、痰がキレる薬、喉の痛みをとる薬、下痢止め、などなど何種類もの薬が必要です。
しかし、漢方薬をつかえば、1種類で済みます。
インフルエンザのような高熱を伴うかぜ症候群には「麻黄湯(まおうとう」が良く効きます。実際、タミフルと同等に近い効果が得られることが報告されています。
ウイルス性の嘔吐下痢症では「五苓散(ごれいさん)」が良く効きます。特に体内の水分調節をすることで脱水症状を緩和させてくれます。漢方薬ですから理論的な薬理作用はありません。兎に角、良く効きます。
ウイルス感染こそ漢方薬なのです。
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