よもやま話(44) 「左利きと内視鏡」

よもやま話(44) 「左利きと内視鏡」

私は左利きです。

お箸を持つのも、ボールを投げるのも打つのも左です。
唯一、字を書くのだけは親が強制的に直したために右です。(私の息子は左で字を書いています。)

アメリカの大統領オバマさんも左利き。内視鏡検査は左手でカメラの操作する部位を持ちます。カメラの先端を上下・左右に動かすアングル操作と空気を送ったり胃液を吸引したり、水を吹きかけてレンズを洗ったり、左手の5本の指は忙しく動きます。右手は胃や大腸に入っていくカメラの先端に手を添えて、押したり引いたりします。つまり、内視鏡検査は左手が主導な検査なのです。ですから、カメラの操作は左利きに向いていると思います。
 外科の手術道具や放射線科の血管造影などはすべて右利き用に出来ています。もし、術者(医師)が左利きの場合、患者さんの向きを反対にするか、ベットの反対側に立たなければいけません。そんなことは全然考えずにこの専門を選んだのですが、内視鏡検査をする度に左利きで良かったと思います。

ちなみに、アメリカの大統領オバマさんも左利きです。

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