医療に関する話 「潰瘍性大腸炎とレミケード」
先日、潰瘍性大腸炎の研究会に参加してきました。最近、潰瘍性大腸炎に対してレミケード(8週間毎の点滴治療)が使えるようになりました。しかし、いつから始めるのか、どれぐらい投与したら効いてくるのか、効く確率はどれくらいなのか、などなど、解っていないことがいっぱいです。まさに、手探りの状態です。そこで、複数の施設でそれぞれのレミケードの使用経験の情報交換をして、少しでも解っていないことに対する答えを見つけようという研究会でした。
このように、臨床研究をデザインすることは非常に難しいです。大事なことは、何が解らなくて、どうやって答えを出すか。その方法が理にかなっているのかということがポイントだと思います。
医療という仕事は患者さんが来て始めて成立する「受動的」な要素が大きいのですが、このような「能動的」な仕事もまたやりがいのある仕事です。
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