よもやま話(49) 「自分へのご褒美」
頑張った自分自身に何かプレゼントを買う時に「自分へのご褒美」って言い方しますよね。女性雑誌などで良くみかけるフレーズです。以前、立派な腕時計をした研修医の先生が「医師国家試験を無事合格した自分へのご褒美に買いました。」って説明していました。(マイナスイオンの記号かと思ったらブランド品のマークだったのですね。)
聞いていて何となく違和感あったのですが、上手く説明出来ませんでした。それに、他人の持ち物のことなのだからとやかく言う筋合いでもありません。
最近読んだ本に「頑張った自分へご褒美をあげる」ということは頑張った内容が本当はしたくないということである。と解説してありました。本当はしたくないことを頑張って成し遂げたからご褒美をあげる。ということですね。(ちなみに、このご褒美を設定して頑張るやり方は、やる気が出て一見良いように思えますが、頑張っている間中、知らず知らずにストレスをため込んでいるのでやめた方がいいと作者は言っています。)
これを読んで「あっ、そうか。」と納得しました。(例の研修医の先生の腕時計の件です。)医師国家試験に合格しなければ、医師として働けないのだから、医師免許を取得することは当然の目的であって、ご褒美の対象にはならないハズです。医師免許を取るための勉強が『したくないこと』では困ります。長年のモヤモヤがすっきりしました。
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