もやもや病(moyamoya disease) 英語になった日本語病名
すし(sushi)、天ぷら(tenpura)、最近では、もったいない(mottainai)など、日本語がそのまま世界で通用する言葉があります。
医学においては、もやもや病(moyamoya disease)がその代表的なものでしょう。先日、Doctor House(アメリカのTVドラマ)を観ていたら、Dr.Houseが鑑別疾患のひとつに「moyamoya disease」と喋ってました。
もやもや病は頸動脈と椎骨脳底動脈をつなぐ輪状の血管「ウィリス動脈輪」が途絶している、あるいは極端に狭窄している病気です。
そのため、血管造影では脳深部の新生血管が、あたかも煙が立ち込めているように『もやもや』とした形に見えることから命名されました。
もやもや病の治療は血行再建すなわち、脳に行く動脈をつなぎ直して、脳に十分な血液が流れるようにすることが必要です。
もやもや病の他にも、
橋本病(hashimoto disease) 慢性甲状腺炎
川崎病(kawasaki syndrome) 乳幼児の急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群
赤痢菌 (Shigera) 志賀潔先生が赤痢菌を発見
など、日本人の功績を讃える病名があります。ガンバレ!ニッポン!
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