クリニック通信(53) 「土曜日の診療風景」

土曜日は仕事が休みの方が多い影響でしょうか、当院では1週間の診療で土曜日が最も混み合っています。しかし、中には、たまたま土曜日に来られた方もおられます。

① 30代の女性。
金曜日の夜からチクチクと胃が痛み始め、翌土曜日の朝も痛みが続いていました。それ程強い痛みではないけど、「念のために」と判断され来院されました。お腹の診察をすると、胃の辺りには圧痛がないのですが、盲腸の辺りに圧痛を認めました。虫垂炎は発症初期には胃が痛いと訴える方が多いので、白血球を測ってみますと、13,500と増加していました。直ぐに、総合病院の外科の先生に虫垂炎の手術をお願いしました。虫垂が背中の方に回っていたために、強い腹痛が起こらなかったとのことでした。

② 70代の男性。
土曜日の朝、少量の下血があったため来院されました。以前、大腸のポリープ切除を受けて頂いている方です。「ポリープ取ったのは半年前だし。腹痛がないから虚血性腸炎でもないようだし。何で下血したのかなあ。」と思いをめぐらせていました。その時、すでに診療終了時刻を過ぎているにもかかわらず外来患者さんが数名待っておられ、大腸カメラの患者さんも2人待機されていました。一瞬、躊躇したのですが、明日は日曜日です。今、判断が遅れれば、取り返しがつかないことになりかねません。午後遅い時間に大腸カメラを受けて頂いたところ、予想以上の激しい出血を認めたため、総合病院に入院して頂きました。

発病したのがタマタマ土曜日だった患者さんは、外来が混み合っていても注意深く診察しなければいけません。

人気ブログランキングへ当院を広く知っていただきたいと思い、ブログランキングに参加することにしました。左のバナーをクリックすると票が入り、ランキングがあがる仕組みです。
よろしかったら応援よろしくお願いします。