ペットと病気(3) エキノコックス
日本では子供の数よりペット(犬・猫)の数の方が多くなりました。ペットを飼っているために起こる病気についてご紹介します。第3回目はエキノコックスです。
北海道に生息するキタキツネ。このキタキツネの2匹に1匹はエキノコックス(寄生虫)が感染しており、その卵が人の口から体内に運ばれると、腸で卵から成虫に成長します。そして、主に肝臓で発育し症状を引き起こします。症状が出るまでに数年かかりますが、肝臓ガンと似た症状がでます。
野生のキタキツネには近づかないでください。また、観光地で人に馴れたキタキツネにえさを与えた場合、その後でよく手を洗ってください。
確か、ブラックジャックに「エキノコックス」の話が出ていたことを思い出し、数百話以上ある中から見つけ出しました(かなり時間を要しました)。タイトルは「ディンゴ」でした。『キャプテン・クックが初めてオーストラリア大陸に上陸した時に犬を連れていったのが野生化し、「ディンゴ」と名付けられた。』というくだりで物語は始まります。オーストラリアに手術に出かけたブラックジャックがエキノコックスに感染し、瀕死の状態に陥ります。誰もいない荒野で、しかも局所麻酔下で、自分の腹にメスを入れ、腸の中のエキノコックスを摘出します。あともう少しで手術が終わるという時にディンゴの群れがブラックジャックを襲ってきます。(続きはマンガを読んでくださいね。)
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