高血圧シリーズ(2) 「血圧測定」
脳卒中の最も大きな原因である高血圧症ですが、日々の診察で度々遭遇します。
血圧を測定した時に、1回目と2回目がずいぶん違う方がいらっしゃいます。待合室に自動血圧計を置いているのですが、3回以上測っても毎回ばらつく方もいらっしゃいます。一体、どの血圧が本当の血圧なのでしょう?
ハッキリと明文化されたものは少ないのですが、高血圧治療ガイドラインでは2回測ったその平均値をその人の血圧とするようになっています。来院してすぐに測ると、どうしても高めに出るので、しばらく安静にして頂いてから測るようにお願いしています。
「自宅での血圧はいつ測ればいいのでしょうか。」これもよく質問を受けます。
理想的には、朝起きて30分ぐらい経った時です。排尿を済ませ、坐った状態で2分程度安静にした後に測ります。朝食の前で、降圧剤をまだ飲んでいない状況が望ましいです。時間の余裕のない方は、兎に角、朝1回測ってみましょう。
就寝前にもう1回測定できれば、なお良いです。
この結果は「血圧手帳」に記録しておいてください。クリニックを受診された時の大事な参考データになります。
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