
クリニック通信(71) 在宅医療
先日、医師会主催の在宅医療の勉強会に参加してきました。在宅医療はどうしても「密室」的な側面があるので、在宅医療をされている開業医の皆さんの悩み相談のような会でした。
ちなみに、急な要請で患者さんの家に出向くのが「往診」で、来院出来ない患者さんに計画的に診察に出向くことを「訪問診療」といいます。
皆さんのお悩みは大きく2つありました。
① 在宅医療に携わっていると、医院を留守にすることが出来ない。遠出が出来ない。
② 医療材料(カテーテルなど)が小分けして購入できないので、大量に余ってしまう。
在宅医療を行う以上、拘束時間が長くなることは、覚悟の上でおこなっているわけですが、やはり、心因的には大きなストレスになっているようです。複数の医師がチームを組んで在宅医療をおこなうことを国は勧めていますが、まだまだ、少ないです。
医療材料の無駄に関しては、登録しておけば、小分けして購入できるシステムを取り入れている業者もありますので、それを活用すると良いと思います。
長く通院してくださっていた患者さんが、動けなくなったら、訪問診療に移行するのは自然の流れだと思います。私自身は、患者さんを看取る気持ちで診療しています。
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