よもやま話(99)         「つい、本音が出てしまった?」

よもやま話(99) 「つい、本音が出てしまった?」

先日、内視鏡関連の研究会に出席した時のことです。開業医の先生が演者でしたので、同じ開業医の立場として興味深く講演を聞いていました。

話の中で、「忙しい外来の合間に内視鏡検査をするためには、外来患者さんをさばきながら、手短に検査を進めなければいけません。」というお話がありました。沢山の患者さんを『さばく』という言葉に違和感を覚えました。いいようにさばかれてしまった患者さんは立つ瀬がありません。

ひるがえって、自分は少しでもそんな気持ちになっていないか、自問自答しました。内視鏡室から喉の麻酔が終わっていつでも検査が出来る合図が来ると、目の前にいる患者さんの診察を「早めに切り上げたい」と考えることが正直あります。診察が長くなりそうな時は、患者さんに内視鏡胃カメラにいかなきゃ(本心)検査のために一旦診察を中断することを了承して頂いてから診察室を離れ、検査終了後に診察を再開するように改めなければいけないと反省しました。

他人のふり見てわがふり直せ。ですね。

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