乗馬日記(12) 手前を変える
北九州市若松区の「若松乗馬倶楽部」に通うようになって、丸2年が過ぎました。上手に乗れるようになった時に、「そんなことも出来なかったのか。」と懐かしがってみたく乗馬日記を始めました。乗馬の最終目標は、「若松の海岸をさっそうと駆け抜ける」です。
軽速足(けいはやあし)では、鞍の上で、「立つ」「坐る」を繰り返します。馬が左手前(左回り)の時は、右前肢が前に出る時に腰を浮かせます。(右手前なら、その逆です。)馬が左方向に回っていく時は、左肢に重心がかかります。右肢が浮いている時に、人間が鞍の上で立てば、馬はバランスを崩しません。逆に、右肢が浮いた時に、人間が座れば、馬はとても走りづらいのです。
乗馬を始めた頃は、コーチから「手前を変えて!」って言われるまで、全然気づきませんでした。また、馬の肢を目視しないと手前があっているのかいないのか、わかりませんでした。最近、ようやく、手前があっていないと、何となくしっくりこない感覚がわかってきました。
駈足(かけあし)にも同じような現象が起こります。左回りに走る時は、左前肢でリードしていきます。逆だと危険ですので、一旦、駈足を止めます。これも、乗っていて何となくわかるようになってきました。
馬の走り方は、一見左右対称のように見えますが、実はそうではないところが、奥深いのです。