胸部レントゲン写真⇒胸部経時差分処理
胸部レントゲン写真を撮った時に、以前の写真と今回の写真を比べることで、初めて異常に気付くことがあります。また、異常が見当たらないレントゲン写真でも、前回と変化が無ければ、さらに確信が持てます。
これまでは、パソコンの画面上に2枚の胸部レントゲン写真を並べて自分の目で確かめていたのですが、この度、それをサポートしてくれるソフト「胸部経時差分処理」を導入しました。
以前からテレビのコマーシャルで放送していたので、気にはなっていたのですが、実際そのソフトが使えるようになると、とても良いですね。
もちろん、最終判断は人間がするわけですが、診断能力の向上、小さな病変の見落としの解消、読影時間の短縮、そして医師のストレス軽減に大いに役立つと思います。
癌の化学療法(抗がん剤投与)に関しては、AI(人工知能)の力を借りた方がより効果的な治療が出来る時代になりました。画像診断も胸部経時差分処理のようにAIがドンドン導入されていくことでしょう。外科手術に関しても、ダビンチの様なロボットを使った手術が普及しつつあります。未来の医師の仕事は大きく変わっていくことでしょう。