平成29年 診療報告
平成29年も多くの方に当クリニックを受診して頂きました。
本当にありがとうございました。
皆様に当院をより深く知って頂くために、昨年1年間の診療内容をご報告いたします。
1)内視鏡検査を受けた方が、2,312名います。
胃カメラを受けた方 1,270名
大腸カメラを受けた方 1,042名
『胃腸ドック』を受けた方 1名
食道がんが見つかった方が 2名 います。
北九州市の胃がん検診を受けた方が50名います。 胃がんが見つかった方が6名います。 (最年少は28才の方でした。)
(最初の生検はGroup2だったのに、再検査でGroup5(がん)にかわった人が1名います。) (微小胃がんの方が1名います。) 胃マルトリンパ腫の方が1名します。 胃拡張の方が2名います。
PTP包装シートの誤飲の方が1名います。
大腸がんが見つかった方が18名います。
(最年少は33才の方です。) (6名の方は粘膜内がんであったため、内視鏡治療で完治しています。) (2名の方はわずかな粘膜下層までの浸潤であったため、内視鏡治療で完治しています。) 大腸ポリープ切除術を受けた方が186名います。
2)ヘリコバクターピロリ感染症 除菌に成功した方が146名います。
ヘリコバクターピロリ菌に感染している場合、まず1次除菌をおこないます。1次除菌で菌が消えなかった場合は2次除菌をおこないます。2次除菌でも消えなかった場合、3次除菌を勧めています。 1次除菌で菌が消えた方が118名います。
2次除菌で菌が消えた方が27名います。
3次除菌で菌が消えた方が1名います。
3)炎症性腸疾患
潰瘍性大腸炎の方が65名います。 (1名の方は生物学的製剤(ヒュミラ)の投与を受けています。) クローン病の方が8名います。
(6名の方は生物学的製剤(レミケード)の投与を受けています。)
4)細菌性腸炎
便の培養検査で細菌が検出された方が16名います。
一番多かったのは病原性大腸菌(15名)で、次に多かったのが黄色ブドウ球菌(4名)、サルモネラ菌(1名)でした。 病原性大腸菌のうち1名はベロ毒素を産生する腸管出血性大腸菌でした。
5)急性虫垂炎に方が6名います。
4名は手術になりました。
6)ジスト(GIST:消化管間質腫瘍)の方が2名います。
胃GISTの方が1名います。
小腸GISTの方が2名います。
(内服治療(グリベック)を受けた方が1名います。)
7)肝臓の病気
急性肝炎(原因不明)で肝移植術を受けた方が1名います。 B型肝炎に対する抗ウイルス剤(エンテカビル)の投与を受けた方が5名います。
原発性胆汁性肝硬変症の方が12名います。
自己免疫性肝炎の方が2名います。
8)胆道疾患
胆石が見つかった方が34名います。
(9名が手術を受けられました。)
総胆管結石の方が4名います。
胆道ジスキネジアの方が1名います。
9)すい臓の病気
急性すい炎の方が1名います。 慢性すい炎の方が7名います。
すい臓がんの方が3名います。 すい石の内視鏡的摘出術を受けた方が1名います。 すいのう胞の方が1名います。 輪状すいの方が1名います。
10)糖尿病
インスリン注射を受けた方が3名います。
インクレチン関連薬(DPP-4阻害薬)の治療を受けた方が61名います。
11)甲状腺の病気の方が12名います。
甲状腺機能亢進症(バセドウ氏病) 1名
甲状腺機能低下症(橋本病) 11名
12)禁煙外来を受けた方が31名います。
13)インフルエンザにかかった方が40名います。
14)24時間心電図を受けた方が7名います。
1名はペースメーカー植え込み術を受けられました。
15)睡眠時無呼吸症候群の検査を受けた方が4名います。
持続陽圧呼吸療法を受けた方が5名います。
16)スパイログフィー検査(肺気量分画測定)を受けた方が5名います。
17)その他の疾患
腎臓がん 原発性アルドステロン症
ランタン沈着症 フィッツフューカーティス症候群 腹部大動脈瘤