平成29年診療報告より(1) グループ2からグループ5へ

平成29年診療報告より(1) グループ2からグループ5へ

胃カメラで採取してきた胃粘膜病変の診断に「グループ分類」がおこなわれます。
グループ1 正常
グループ2 腫瘍性か非腫瘍性か判断が難しい
グループ3 腺腫
グループ4 がんが疑わしい腫瘍
グループ5 がん
昨年(平成29年)生検でグループ2と診断された方で最終的にグループ5(がん)に診断が変わった方が1名いらっしゃいました。

この方は、胃の真ん中あたりに、小さなびらん(ただれ)がありました。特に悪性の印象は無かったのですが、「単発」という点が気になりました。一般的にはびらんはいくつか散在しているものです。生検ではグループ2と診断されました。3か月後の再検査でも、グループ2でしたが、さらに6カ月後に行った度目の検査で「グループ5」と診断されました。
その後、総合病院で早期胃がんの内視鏡治療を受けられました。
粘り強く、繰り返し検査を受けて良かったですね。