令和3年の診療報告
令和3年、新型コロナウイルス感染症が蔓延する中、多くの方が当クリニックを受診してくださいました。本当にありがとうございました。
当院を知って頂くために、昨年1年間の診療内容をご報告いたします。
1) 内視鏡検査を受けた方が2,057名います。
胃カメラを受けた方 1,210名
大腸カメラを受けた方 847名
『胃ドック』を受けた方 2名
『胃腸ドック』を受けた方 3名
食道がんが見つかった方が3名います。
胃がんが見つかった方が8名います。
2名はがんの大きさが5mm以下の微小胃がんでした。
内視鏡治療の適応となった方が4名います。
北九州市の胃がん検診を受けた方が127名います。
胃マルトリンパ腫の方が1名います。
大腸がんが見つかった方が11名います。
3名の方は粘膜内がんであったため、内視鏡治療で完治しています。
直腸カルチノイドの方が1名います。内視鏡治療で完治しています。
直腸悪性黒色腫の方が1名います。現在、精査加療中です。
大腸ポリープ切除術を受けた方が208名います。
2) ピロリ菌の除菌に成功した方が101名います。
ヘリコバクターピロリ菌に感染している場合、まず1次除菌をおこないます。
1次除菌で菌が消えなかった場合は、2次除菌をおこないます。
2次除菌で菌が消えなかった場合、3次除菌をおこなうこともあります(自費)。
1次除菌で菌が消えた方が83名います。
2次除菌で菌が消えた方が17名います。
3次除菌で菌が消えた方が1名います。
3) 炎症性腸疾患
潰瘍性大腸炎の方が60名います。
2名の方は生物学的製剤(ヒュミラ)の投与を受けています。
メサラジン不耐症を呈した方が1名います。
クローン病の方が7名います。
6名の方が生物学的製剤(レミケード5名、ヒュミラ1名)の投与を受けています。
腸型ベーチェット病の方が1名います。
4) 細菌性腸炎
便の培養詳細で細菌が検出された方が4名います。
一番多かったのは、黄色ブドウ球菌(3名)で、次に多かったのが病原性大腸菌(1名)でした。
5) 急性虫垂炎が3名います。
2名は手術になりました。
1名は抗生物質の投与で軽快しています。
6) 肝臓の病気
B型肝炎に対する抗ウイルス剤(バラクルード)の投与を受けた方が5名います。
原発性胆汁性胆管炎の方が14名います。
自己免疫性肝炎の方が1名います。
7) 胆道疾患
胆石が見つかった方が26名います。
10名が手術を受けられました。
総胆管結石の方が2名います。
2名が内視鏡治療を受けられました。
8) すい臓の病気
急性膵炎(胆石性)の方が1名います。
慢性膵炎の方が5名います(アルコール性4名、特発性1名)。
9) 糖尿病
インスリン治療を受けた方が2名います。
インクレチン関連薬(DDP-4阻害薬)の投与を受けた方が52名います。
SGLT2阻害薬(余分な糖を尿に排泄する薬)の投与を受けた方が7名います。
10)甲状腺の病気の方が18名います。
甲状腺機能亢進症(バセドウ氏病) 2名
甲状腺機能低下症(橋本病) 16名
11)禁煙外来を受けた方が6名います。
12)24時間心電図を受けた方が7名います。
13)スパイログラフィー(肺年齢測定)を受けた方が2名います。
14)ノロウイルス検査を受けた方が1名います。
15)尿中トリプシノーゲン2簡易試験を受けた方が13名います。
陽性だった方が1名います。
16)その他
原発性アルドステロン症、直腸粘膜脱症候群、慢性骨髄性白血病、悪性リンパ腫、レンメル症候群、腸重積(手術)、下垂体腺腫(手術)、好酸球性多発血管炎性肉芽腫、胃毛細血管拡張(出血)、前立腺がん、腹膜偽粘液腫