令和5年 診療報告

令和5年、新型コロナウイルス感染症が蔓延する中、多くの方が当クリニックを受診してくださいました。
本当にありがとうございました。
当院を知って頂くために、令和5年の診療内容をご報告いたします。

内視鏡検査を受けた方(『胃ドック』を受けた方3名・『胃腸ドック』を受けた方2名)

合計2005名

胃カメラ検査の内容

食道がんが見つかった方が1名 います。
バレット食道に発生したがんでした。
食道アカラシアの方が1名います。
経口内視鏡的筋層切開術(POEM)が施行されています。
(当院より紹介3例目)
胃がんが見つかった方が7名います。
内視鏡治療の適応となった方が3名います。
胃カルチノイドの方が1名います。
内視鏡治療で完治しています。
北九州市の胃がん検診を受けた方が181名います。

大腸カメラの内容

大腸がんが見つかった方が10名います。
4名の方は粘膜内がんであったため、内視鏡治療で完治しています。
大腸ポリープ切除術(ポリペクトミー)を受けた方が229名います。

ヘリコバクターピロリ感染症

ヘリコバクターピロリ菌に感染している場合、
まず1次除菌をおこないます。
1次除菌で菌が消えなかった場合は2次除菌をおこないます。
2次除菌でも消えなかった場合、3次除菌をおこなうこともあります(自費)。

除菌に成功した方合計66名
図

炎症性腸疾患

潰瘍性大腸炎の方が65名います。3名の方は生物学的製剤(ヒュミラ)の投与を受けています。
クローン病の方が7名います。
6名の方が生物学的製剤(レミケード5名・ヒュミラ1名)の投与を受けています。
腸型ベーチェット病の方が1名います。

急性虫垂炎

急性虫垂炎の方が3名います。
1名は手術になりました。
2名は抗生物質の投与で軽快しています。

肝臓の病気

B型肝炎に対する抗肝炎ウイルス剤(バラクルード)の
投与を受けた方が5名います。
原発性胆汁性胆管炎の方が14名います。
自己免疫性肝炎の方が1名います。
甲状腺機能亢進症による肝障害の方が1名います。

胆道疾患

胆石が見つかった方が23名います。
6名が手術を受けられました。

すい臓の病気

急性すい炎の方が1名(特発性)います。
慢性すい炎の方が2名(アルコール性)います。
すい臓がんの方が1名います。

糖尿病

インスリン注射を受けた方が2名います。
SGLT2阻害薬(余分な糖を尿に排泄する薬)の投与を受けた方が10名います。
GLP-1受容体作動薬の内服投与を受けた方が16名います。

甲状腺の病気

甲状腺の病気の方が12名います。
甲状腺機能亢進症(バセドウ氏病)の方が2名います。
甲状腺機能低下症(橋本病)の方が10名います。

急性膵炎

尿中トリプシノーゲン2簡易試験を受けた方が10名います。

便培養検査

便培養検査で菌が検出された方が15名います。
黄色ブドウ球菌(7名)、病原性大腸菌(5名)、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(2名)、アエロモナス菌(1名)です。

ホルター心電図検査

ホルター心電図検査を受けた方が3名います。

ノロウイルス検査

ノロウイルス検査を受けた方が5名います。
陽性だった方が1名います。

睡眠時無呼吸簡易検査

睡眠時無呼吸簡易検査(ポリグラフィー)を受けた方が1名います。

その他

特発性血小板減少症、結腸穿孔(2名)、S状結腸軸捻転、上腸間膜動脈症候群による十二指腸狭窄。