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令和2年を振り返って(内視鏡関連)

大腸ポリープ大腸ポリープ(切除)大腸ポリープ(クリップ縫合)1. ポリペクトミー後出血のまとめ
令和2年の初めに開院以来11年間(平成21年~令和1年)の全ポリペクトミー症例を見直しました。1,295名の方にポリペクトミーをおこなったうち、22名の方にポリペクトミー後の出血を来していました(1.7%)。
これまで、患者さんにポリペクトミーの説明をする際に、「まれにポリペクトミー後に出血することがあります。」と説明してきましたが、当院の成績はどれぐらいなのだろうと、いつも気になっていました。不都合なデータこそきちんと提示することが大切であると考え、ポリペクトミー症例をすべて見直しました。
患者さんの背景や、ポリープの特徴、ポリペクトミー後の縫合クリップの数、出血までの時間(日にち)、出血部位の内視鏡観察の状況、等を検討しました。また、これらを、前半6年と後半5年に分けて比較してみました。
そして、興味深い結果が二つ見つかりました。
ひとつは、出血していた部位はクリップとクリップの間ばかりではなく、一番外のクリップの外側からのことも時々あったことです。この結果を踏まえ、現在は、念のために、更にもう1本、外側にクリップをかけるように心掛けています。
もうひとつは、出血の頻度を前半6年間と後半5年間で比べると、後半5年間の方が低くなっているのですが、これと相応するように、前半6年間のクリップの本数(1個のポリペクトミーに対して)よりも後半5年間の方が多くなっていました。やはり、クリップは十二分にかけておくべきだと再確認した次第です。(*詳細は令和2年2月のブログに掲載しています。)

2. 画像ファイリングシステムの向上
オリンパス社の内視鏡画像データをコニカミノルタ社の画像ファイリングシステムに移す際に、ワンクッション器械が介在していたため、どうしても、画像が劣化していました。しかし、令和2年より、ダイレクトに画像を送るソフトを導入し、観察時と同じレベルの画像を保存できるようになりました。その結果、患者さんへの説明に使用する写真も鮮明になり、自分自身もストレスなく画像を見直すことが出来るようになりました。

3. 細径内視鏡(経口)の採用
これまでは、直径9mmの内視鏡を使っていたのですが、令和2年より直径5mmの細径内視鏡を取り入れました。細くても視界は良く、明るくクリアに観察出来ます。患者さんにとっては、内視鏡検査に対する恐怖感がより一層軽減できると思います。

令和2年はソフト面でもハード面でも内視鏡検査が一層充実した年であったと思います。

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