糖尿病 シリーズ(16) 75g糖負荷試験のススメ

糖尿病は治らない慢性の病気です。一生付き合っていかなくていけません。だからこそ、治せるごく初期の段階での対策が必要なのです。合併症がないうちか、あっても尿中の微量アルブミンが正常範囲をわずかに上回る程度なら、食事療法と運動療法で健康な体に戻ることが可能です。この時期を逸すると、延々と糖尿病との付き合いが始まるのです。この時期こそ、全精力を傾けて、糖尿病と向き合うべきです。

では、どうしたら、ごく初期の段階で発見できるか?それは、75g糖負荷試験がベストです。難しい検査ではありません。甘いサイダー(75gの糖分を含んでいます)を飲む前、飲んで1時間後と2時間後、合計3回血糖を測るだけです。健診で空腹時血糖が正常だけど高めの方(100~110mg/dl)や肥満の方は積極的に受けることをお勧めします。

【参考】費用は800円程度です(3割負担)。検査に要する時間は2時間あまり。検査当日は10時間以上の絶食が必要条件です(水は飲んでもよいです)。

人気ブログランキングへ当院を広く知っていただきたいと思い、ブログランキングに参加することにしました。左のコスモスをクリックすると票が入り、ランキングがあがる仕組みです。よろしかったら応援よろしくお願いします。

2 Responses to “糖尿病 シリーズ(16) 75g糖負荷試験のススメ”

  1. Kazu Says:

    毎回楽しみにブログを見ています。
    糖尿病について質問します。
    インシュリンとか投薬とかは対処療法ですね。
    根本から治す方法はないんですか?
    穴の開いた小舟でバケツを使って水を掻き出すより、開いている穴に栓をする方がベストのごとく。

  2. S.nakano Says:

    Kazuさんへ
    コメントありがとうございます。根本から治すというのはないですね。唯一、(一般的ではないですが)「膵臓移植」という方法はあります。移植といっても膵臓そのまま移植するのではありません。提供者の膵臓を細かく切断し、ランゲルハンス島(インスリンをだす細胞集団)を分離します。これを患者さんの肝臓の中心にある門脈に注射します。上手くいくと、完全に糖尿病は治ります。技術的には難しくないですが、あとは、提供者の確保だけですね。

Leave a Reply


Social Widgets powered by AB-WebLog.com.