糖尿病シリーズ(21) インスリン注射と内服薬

糖尿病シリーズ(21) インスリン注射と内服薬

メトホルミン 欧米の2型糖尿病のガイドラインでは、まずメトホルミンを投与します。その次のステップはメトホルミンに基礎インスリンを加えます。基礎インスリンとは24時間一定の濃度のインスリンのことです。ランタスに代表される持続型インスリンアナログを1日1回注射することです。

ところが、日本国内でインスリンに併用できる薬は、SU剤(アマリール、他)、チアゾリジン薬(アクトス、他)、α-グリコシダーゼ阻害薬(ベイスン、他)の3種類のみで、メトホルミンは認められていません。

研究会でたびたび、「インスリン注射にメトホルミンを追加したら、血糖コントロールが良くなってインスリンの量も大幅に少なくなりました。」という趣旨の発表を拝聴します。しかし、保険診療では認められていない治療法を紹介されても、「絵に描いたモチ」でしかありません。

福岡県の保険診療を担当している「県医師会地域医療課」に問い合わせてみたところ、やはり、インスリンとメトホルミンの併用は認めることは出来ないとの返答でした。

どうして欧米で推奨されている治療法が日本では認められないのか不思議です。メトホルミンの1錠10円に比べて、アクトス(30mg)は1錠158円、ベイスンOD(0.3mg)は1錠60円と高価な薬です。医療費の面からもメトホルミンを活用することは意義深いことだと思います。

追記:最近、インスリンにDPP-4阻害薬の併用が認められました。

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