糖尿病 シリーズ(18) すい細胞移植

読者の方からこんな質問を頂きました。
「飲み薬もインスリン注射も糖尿病の治療としては根治的ではないですよね。根本から治す方法ってないのですか?」
そんな風に考えるこの読者の方はスゴイです。糖尿病は食事と運動、さらには薬(飲み薬かインスリン注射)でコントロールするものと考えるのが普通ですから。
根本的に治す方法は1型糖尿病ならばあります。「すい細胞移植」です。提供者のすい臓からインスリンを分泌するランゲルハンス島だけを取り出します。それを患者さんの門脈という血管内に注入し定着させます。成功すれば、インスリンは一切不要になります。
 日本での1例目は2004年に京都大学病院で実施されました。手術時間は20分、1ヶ月後には無事退院されています。日本もスゴイ!

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